もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■■■■■■デザインジャーナル251号
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■■■■■■■■■■2008年3月31日(月)発行
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目次
0 ・・・・・・・好評の「まくらのみ」

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●桜が満開です

東京は桜が開花してたった4日で満開になりました。
四谷と市ケ谷一帯は毎日見ているし一昨日は国立のサクラを見ていきました。
今日まで満開でしょう。

●作業をどこで止めるかがプロ&アマの境目

 仕事覚え中の若い人は作業をどこで止めるかが一番のポイントになります。
丁寧に仕事しているとA「あんたいつまでその仕事しているの!」と叱れるし、
手早く済ませるとB「こんな粗っぽい仕事で通ると思うのか!}と叱れるし、
「じゃあどっちを優先させてらいいんですか!!」と心の中で叫んでも、
「短時間でいい仕事をするのがプロだ」と言われるに決まっているから言い返せない。
先輩の目をパスするためには時間をかけたい、
というので新人のころは時間外を使ってこっそりやったりしましたが、
時間かけてもいいものが出来ないのが初心者だから限界があります。
ということは新人さんは当分はAかBのどちらかを言われ続ける宿命ってことです。
「やりなさ過ぎと」と「やり過ぎは」の境は上司、先輩あるいはクライアントの胸三寸。
その時の事情(時間と予算)、関係性、感想、気分も微妙に関係してくるからです。
叱られながら適度な按配を身体で覚えていくのです。

 ベテランになってもそれに近いことはあります。
昔フリーランスしていた時に仕事を出してくれる企業の担当ディレクターに
アイデアに時間を使って持っていくと「仕上げが悪い。もっと丁寧に仕上げて持ってきてくれ」と言われ、
丁寧に仕上げて持っていくと「アイデアがたりない。もっとたくさんアイデアを考えてきてくれ」と言われ、
毎回必ずどちらかを言われ、閉口した事があります。
アイデアの方は共通の基準が無いし自信もあったのでそれほど気にしなかったのですが、
仕上げのことは自分にも完全じゃないとわかるから「よーしそんなに言うのなら」と
全部シルクスクリーンに外注して納めました。
いただけるデザイン料100%に対してシルクスクリーン外注の代金120%で20%赤字です。
さすがに担当ディレクターも気になったらしく「シルク代いくらかかりましたか?」と聞かれたので
「120%です」と答えたら、黙り込んで「非常識だ」と一言。
その時は特別にデザイン料120%に上げてくれましたが利益無し。
その後あまり言われなくなりましたがその人からの発注は減りました。

●新宿が人気

驚きました。
外国人観光客が好きなところはなんと新宿が一番だそうです。
(国際観光振興機構(JNTO)が2月6日にまとめた空港や港で13,800人を対象のアンケートに基づく。)
日本を訪れる外国人観光客の4人に1人は新宿に行っているんですね。
秋葉原とか浅草とか銀座とか最近では丸の内とか行くところは他にたくさんあると思いますが
新宿のどこがいいのか外国人(私は好きですが)という気もしないでもありません。
観光地はなにも良いから行くのではなく珍しいから行くということになると、
たしかにあの新宿の多様さと人の多さは世界のどこ見ても見当たらないでしょう。
しょっちゅう通るJR新宿東口の改札のあの雑踏はナショナルジオグラフィックものです。
あれじゃ待ち合わせしても探すのがたいへんだろうと思いますが今は携帯電話があるから
無線機みたいに話ながら「あっいたいた」とか言って探せるからそれはそれで楽しいようです。
そういえば最近ここに多くの外国人の団体客が大勢で立っていて観察スポットになっているようです。
生活圏の郊外へ行くための拠点は他に渋谷と池袋もありますが、
新宿はそのどちらからも来るから人のかけ算で多いのでしょう。
6月14日に開業予定の副都心線で池袋・新宿・渋谷の三大副都心がつながったらもっと大変なことになります。
池袋と渋谷の商店街は客が素通りして新宿に行ってしまわないように慌ててアイデアをねっているそうです。
それにしても新宿はちょっとはずれるとそれぞれ全く別の顔を持っています。
歌舞伎町では外国人店員から買ったコーヒを出稼ぎ外国人が飲んでくつろいでいます。
先日連れていってもらったゴールデン街は今でも夜は健在です。
夕方5時ごろ、歌舞伎町を韓国人の中学生(くらい)が修学旅行かなにかで
先生に引率されて行儀よく並んで歩いているのでビックリしました。
先生はどういったコンセプトで連れていっているんでしょうか?
「これが日本の多様性だ」とかなんとか解説したのでしょうか?
多様性ってことは寛容性もあるってことです。
孤独もあるけどほっとかれる気楽さもある、それが新宿かもしれません。

●タイヤは、もう一度タイヤになる。

ブリヂストンの全面広告が印象的でした。(日経2.6)
溝が浅くなってしまったタイヤを燃やしてしまわないでゴムをかぶせて再生させるアイデアです。
省資源化技術、世界一の日本独自の技術と思い「またやったね」と喜んで、
よく読んだら欧米では広く普及している技術だそうです。
私は歩く姿勢が悪く靴の底が片減りするので靴の底を3度は張り替えて使っているので、
きっと同じような人が思い付いたアイデアでしょう。
ノーベル賞に地球環境保全部門が出来たら受賞ものです。
きっとまたこの分野でも日本が世界一になるでしょう。
他の日本のメーカー横浜ゴムやトーヨータイヤも頑張ってください。

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