もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■「デジャ」
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■■■■■■■■■■週刊
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■■■■■■■■■■2008年8月29日(金)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0 ・・・・・・・「まくら」のみ
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今朝、雨上がりの青梅街道を走っていたら、
目の前の横断歩道を犬が人を散歩させて通りました。
忠犬ハチ公と同じ日本犬。中型だったから柴犬かな?
人は40代くらいの男性でちょっと足腰が悪い様子でした。
「待て待て」という感じの人を犬が引っ張って歩かせているのですが、
その引っ張り具合に無理をさせない思いやりが溢れていました。
日本犬はうちのトイプードルにある愛らしさはありませんが
「本当にいじらしい」という感じがあります。

●北京オリンピックが終わりました
 
 あっという間の出来事でした
開会式も途中で寝てしまうし
競技も腰据えてじっくり観たわけではありませんが
時々目にするダイジェスト版でけっこう楽しめました
銀メダルでがっかりする柔道選手(お家芸だからか)、
銅メダルで大喜びする陸上選手、一躍スターになったフェンシングの選手。
競技の種類と受け取り方でこれほどちがうのか。
メダルとった人は帰りの飛行機はファーストクラスで、
取れなかった人はエコノミーで帰ってきて空港ではそのまま解散だそうです
338人も出場していて今回は25個のメダル数でソフトボールのような団体競技があるから
メダリスト40人ばかり以外の選手300人近くは静かに帰国されたわけです。
それでも時間が経てば「父ちゃんは昔これでもオリンピック選手だったんだぞ」
「その話は何度も聞いたよ」という会話を子や孫とするんでしょうね。
競技が終わって4年後のロンドン大会のことをコメントする選手がいて
スポーツに魅せられた人の人生の一時期はシンプルです。
スポーツ選手ほど個性が際立つものがないと偉い心理学者がおっしゃっていますが
国の威信をかけて戦い勝ち負けがはっきりするオリンピックは、
観てる分には楽しかったです。

●日本のブログは世界一(総務省情報通信政策研究所の調査報告)

 何でもいいから世界一というのはうれしいです。
法務省の調査で、英語、中国語を抜き、日本語のブログが世界一になっている
ことが判明したというのです。
日本人は昔から日記が好きな国民で(Wikipedia)そのお陰でどれだけ多くの
歴史家が歴史解明に助かったかわからないと司馬遼太郎が言ってます。
現代でも日本人の日記好きが証明されたことになります。
発表によると、現在、世界で”躍動”しているブログ(推定)7000万のうち、
四分の一強の1690万は日本国内で発信されていることが判明したそうです。
日本のインターネット利用者は約8811万人とされ、その約二割がブログを持ち、
記事総数は延べ13億5000万本に達し、単行本2700冊の情報量に匹敵します。
本が売れなくなった理由もここにあるかもしれません。
日本のブログは日記風に書く「自己表現型」(全体の30・9%)が最も多く、
半分が10−30歳代。
自分に関係のあるテーマで知り合いを求める「コミュニティ形成型」が25・7%。
自分の趣味、関心事などについての情報を整理・公開する「アーカイブ型」が25・0%。
「アーカイブ型」はむしろ30−50歳代の壮年が多い。
アメリカは”政治ブログ”が中心で”オバマ現象”もそのおかげ。
韓国のブログも、アメリカ型の”政治ブログ”が中心で、
”恐牛病”含みの米国産牛肉輸入反対デモもそのおかげ。

 なぜ日本人が日記を書くか?
きっと日本人は外で言いたいことを我慢している率が高いからじゃないでしょうか。
日記に本音をぶつけることでバランスをとっているのかもしれません。
私も日記をつけはじめて16年目ですが五行日記ということもあり
喜怒哀楽を書かずに記録だけです。
だけどそこには喜怒哀楽が塗り込まれています。
私は言いたいことを我慢する指数(GA指数とこれから呼びます。原田進,2008)
は皆さんより立場上ずっと少ないと思いますが・・・・

  私も4〜5年前にこの「デジャ」をブログに切り替えることを検討しました。
しかしやめました。
ブログは思わぬ拡がりはありますが、メルマガのようにこちらから配達されません。
「コミュニティ形成型」「アーカイブ型」のように拡がりを求めていないことと、
強いて言えば「自己表現型」に近いけど、自己表現と自己主張が目的じゃない。
というこでメルマガ形態のままで行くことにしました。

●アメリカ人がスペルを知らないってほんとう
 デザインジャーナル257号のスペルを知らないアメリカ人について、
アメリカ在住デザイナーの○○さんからメールをいただきました。
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以下○○さんのメール
 アメリカ人は学生じゃなくても、スペルを知らない人はたくさんいます。
仕事柄、英語でメールのやり取りをしますが、
アメリカ人はスペルチェックをかけないで送ってくることも多く、結構無茶苦茶です。
かけてもたまたまある単語だとすり抜けて???な意味になることもしばしばです。
英単語は、発音とスペルの食い違いが大きいので、漢字と同じことが言えるでしょう。
それよりも、アメリカ人で英語がネイティブなのに読み書きができない人が数百万人もいる
ということの方が驚きです。
以上○○さんのメール
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●癒し猫も多い
前回の「中には我を忘れてうちのトイプードル(散歩中の)に吸い寄せられるように
何か言いながら近づいてくる人もいます。」
に対して猫派の○○さんからメールいただきました。
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以下○○さんのメール
アメリカンショートヘアー猫を飼っていますが
私のまわりにはなぜかこの盲愛タイプが非常に多いです
ときどき猫をキャリーに入れて運びますが、
何か言いながら一直線に近寄ってきます。
猫好きの場合は犬と違って、塀の上や家と家のすき間、
車の下に向かって何か言いうことになりますけど・・・・
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●前回の電車の席取りの話は好評でした
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以下○○さんのメール
座席が一杯でその前に立って席が空くかどうかならまだ良いのですが、
私はもっと意地悪。
自分が座っていて(ここがポイント)、何席かあいている場合、
次の駅で血相を変えてドアが開いたときに乗り込んでくる
席をとることに命をかけているのが見てわかる50〜60代のおじさんが、
数秒の差でさっと他の人に席を取られた時に私はニヤッとしてしまうのです(チョー意地悪)
これがおばさんだと「しょうがないなー、すわりたいのよね」
と思うのですが(自分の姿だから)
おじさんがそれをすると許せないのはなぜかしら。
以上○○さんのメール
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原田のコメント
がんばっているおじさんもいたわりましょう。

●宇都宮線で通勤されている○○さんからもいただきました
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以下○○さんのメール

私は上野から35分ですが、帰りは特に座席の時はグリーンです。
ついついグリーン車両に入り込み、小遣いの残額に愕然とします。
640円の乗車料金に+グリーン代750円の増益ですから
JRもいい商売を考え付いたものです。
特に金曜日の終電の混雑は凄まじく、
先日は、グリーン車のデッキでもみくちゃにされたおじさんが失禁していました。
グリーン券を社内で買うと1000円、
ホームで事前購入すると750円ですが、並んでいるうちに座席が埋まり、
グリーン券を買っても座れずに、通路やデッキでもみくちゃになるわけです。
終電なんて年に数回ですがとにもかくにも座席確保が優先です。
以上○○さんのメール
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原田のコメント
ますますおじさんをいたわりましょう。
●ボールペンが進化している
ボールペンは1884年にアメリカのジョンラウドが発明したんだそうです。
そのボールペンがずーっと同じと思っていたら大間違い。
徐々にですが進化していて今や日本製が品質世界一ではないでしょうか?
25年前にアメリカの教授だったハワードヨーク先生が日本に来られた時に
四谷を一緒に歩いていたら小さな文具店にツカツカと入って行かれて、
1本100円以下の普通のゼブラボールペンを2〜3ダース買われました。
「へーこれがおみやげになるのか」とビックリ感心した覚えあります。

 ボールペンのネックはかすれです。
しかしこれは紙にインクが吸い込んでにじまないというメリットでもあります。
ボールを転がしながら隙間から出てくるインクの濃度が命です。
粘着性がありすぎると固まってスムースに出てこないし、
水みたいに薄くすると(水性ボールペン)ボールが転がりすぎて書き味は落ちます。
最近出てきた「ゲルインク」はかすれませんが、針金で書いているようないやな書き味。
それにインクが紙にじみます。それだったら万年筆の方がいいやという感じです。
 
 ボールの構造は限界があると思われるので、
インクそのものに各社がしのぎを削って工夫しているわけです。
昔ビックがフランスから上陸した時は衝撃でした。
「こんなスムースな書き味のボールペンがあるのか!」と多くの人が飛びつきました。
あの衝撃はボールを支えるプラスチックが関係していたと思います。
あれから何十年、日本の会社も工夫に工夫を重ね、まだ完成の域ではありませんが
相当のところまできています。

 アメリカのNASA開発の重力の無い宇宙でも書けるボールペン(Space Pen)で、
インクを密閉して圧縮空気の圧力で出そうというアイデアものも
日本でも出していますが(uniのPower Tankなど)書き味はいまいち。
ボールペンは塗れた面と逆さまにしたら書けないという弱点があり、
それを克服したということで大いに宣伝しましたが最後は何といっても書き味です。
トンボからノックするたびに圧縮空気を送りインクを押し出という
遊びっぽい製品が出て(Air Press)本当に上向けても書けますが、
書き味は従来他社製品と同じ。
その他PILOTから消せるボールペン「フリクションボール」が出ていますが
これも書き味は従来他社製品と同じ。熱で消すんだそうですけど本当に消えます。
削りカスが出ないとメリットはありますが、(残念ながら)書き味が落ちるので、
「それだったら鉛筆でいいじゃない」という話になります。

 ボールの太さを大きくするとインクの出が良くなります。
以前にも書いたPILOTのSUPER-GP 1.6などは気持ちの良い書き味いや転がり味です。
1.6ミリくらい太くすれば転がりはいいのですが欠点はインクがすぐ無くなること。
でも書き味の快適さには変えられません。
このSUPER-GP 1.6とレザー製のパッドの組み合わせは
至福の物書き体験を味合わせてくれます。
最近「おーっ!!!」と感心したのはuniのJETSTREAMシリーズ。
「世界一滑らかな書き味」と袋にも宣伝しているからよほど自信があるのでしょう。
各社切磋琢磨して私たち消費者を楽しませてください。小さな楽しみですが。
そして日本製品の質を世界へアピールしましょう。
オリンピックのメダル数はアメリカ中国には当分かなわないから。

●電車広告で
「職探し強い味方・・・三銃士」というキャラクターがありました。
よくみると重視と銃士のシャレ広告。
場所ジウシ(みどり服)
条件ジュウシ(オレンジ服)
職種ジンウシ(ブル一服)
仕事は3つのどれかで選ぶってことですね。
若い人は職種ジンウシ、壮年は条件ジュウシ、中年は場所ジウシってことになるのでしょう。


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