もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■「デジャ」
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■■■■■■■■■■週刊
■■■■■■■■■■デザインジャーナル277号
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■■■■■■■■■■2009年8月17日(月)発行
■■■■■■進む原田
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0・・・・・・・まくら
1 ・・・・・・アルバートエリスの健康的な生き方・・・その9
       「健康な人は自己受容ができる」
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■  ■   まくら
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お盆休みもあっという間に終わってしまいました

●石原都政 終わりの始まり(日経7.13)
たぶんローマ人の物語のタイトルをもじっているのでしょうが
やめてほしいです。
12日の都議選で自公が過半数割れしたからとって
1200年も続いたローマといっしょにしないでほしい。

●(前回メルマガの)世の中を快適にするアイデア・・・その1
「車の2段階クラクション」に対して
コンサルの○○さんからメールいただきました
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以下○○さんのメール

ハイブリッド車は町中を低速で走るときモータになり、
音がほとんどしないため、歩行者に危険です。
そこで私が担当したメーカーが音を出すようにしたいと、
国の担当機関に行きました。
なぜ行ったかというと、車のクラクションは一種類でなければいけない、
といったような規制があるからです。
そして、断られました。駄目だと言われたのです。
しかし、最近のハイブリッドカーブームで、
この問題が再発し、検討に入ったようです。
昔カローラの宣伝で、アヒルが「大変だ! 大変だ!」と叫ぶのがありましたけど、
あのとき私は「車のクラクションをあれにしたらいいのに」と言ったら笑われました。
「すみません、すみません」「おそれいりまする」「くるまがとおります」など、
いろいろ出て来たら面白そうですね。
以上○○さんのメール
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原田の感想
「ねえねえ乗ってかない?僕のメルセデスで富士山見に行こうよ」というのもいいですね。
クラクションとよぶから法律に触れるんであって
近所を車でまわる、リサイクル屋、焼き芋屋、灯油屋さんの
あのマイクから流れる音楽とセリフだったら赦されているわけですから
なにか抜け道はあるはずです。
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●(前回メルマガの)世の中を快適にするアイデア・・・その2
「駅の柱の色変え」に対してして
建築家の○○さんからのメールいただきました
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以下、○○さんのメール

「駅の柱の彩色化」面白いかも
酔っぱらって寝てしまい茶色の柱で降りたら
総武線の西荻ではなく千葉の何々駅で
実はこの駅はまだ着色していなかった
なんて言うことがないように
やっぱり個人が気を付けないと
でも駅がきれいになるでしょうね。
500色の色鉛筆カタログを見ているだけでも
わくわくしてきますものね。
以上○○さんのメール
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原田の返事
そうですね柱を全部塗ったらわからなくなるから
やはり腕章のように座って目の高さ幅30センチにしましょう。
塗るのも楽だしペンキ代も少なくてすむから。
全部の柱を同じ高さに塗ってあれば十分目立つでしょう。
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●日食について
広告会社の社長になられたばかりの
○○さんからメールをいただきました
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以下○○さんのメール

昨日、挨拶回りの途中、原田さんのふるさと久留米市内で急に晴れ間が出て、
日食を見ることができました。
急なことで営業所の書類を入れるプラスチック製クリアホルダーを持ち出し
すかして見ました。
ブルーのものを2重に折り曲げて透かすと、細めの三日月形状の太陽がよく見えました。
他の色では滲んでだめでした。黒のゴミ袋でも見えたそうです。
その後市内を移動中、泌尿器科医院の看護師さんたちが空を見上げていまし たが、
かざしていたのはなんと患者さんのものと思われるレントゲン写真でした。
当然臓器が映っているので、端の黒い部分を使っていましたが。
私はつい臓器の白い映像のほうに目がいってしまいました。
さすが、からくり儀右衛門ゆかりの町と変に感心しました。

以上○○さんのメール
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原田の感想
柔軟ですねー。さすが久留米の病院。
ところで「からくり儀右衛門」というのは・・・
JR久留米駅の前に「からくり儀右衛門」のからくり人形があり、
時間が来ると動き出すようになっていて、先日訪ねた時に、
ぼーっと眺めていたのですが、今回ネットで調べてビックリ。
からくり儀右衛門はニックネームで本名は田中久重という明治時代の人で
株式会社東芝の創業者なんだそうです。
久留米発企業はブリヂストンや月星だけじゃなかったんですね。
「知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、志があり、忍耐があり、
勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである」
からくり儀右衛門の言葉です。

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●ガンダム観てきました。
18メートルの原寸大です。
案内には「実物大」と書いてありました。
ということは世界のどこかに実物が存在するのでしょう。
そんなに大きければお台場に行けばすぐ目に付くだろうと思って行ったけど見えません。
公園の中をずっと歩いていって広場に出たら後ろ姿が人々の上にそびえ立っていました。
静かに立つ後ろ姿に神々しさを感じます。核の脅威から日本を護ってくれます。
形のプロポーションも色も素晴らしい。
赤と青と黄色がアクセントカラーですが洗練された色使いです。
世界に誇れるデザインです。
ずいぶん長い時間ならんでガンダムのまたの下をくぐりましたが
足が4トントラックの大きさです。
ならんでいる間ワオーンと音がしてダクトから煙がでて目が光りクビが動きました。
おーっという感動のうず。
「ガンダムはアルソックが警備しています」という小さなサインがあって、
自衛隊をセコムが警備している(本当らしいです)ような話です。
先日の地震でアルソックの社員はガンダムに無線で、
「こちらアルソック、今地震がありましたが大丈夫ですか?・・どうぞ」
「こちらガンダム、大丈夫ですちゃんと立ってます」というやり取りがあったはずです。
防衛省がガンダム開発?(産経2007.11.5)
というニュースも流れガンダムに対する期待はますます膨らみます。
本当は「防衛省が計画している先進個人装備システム」(ウィキペディア)
程度のことらしいですが。
先進個人装備システムというのは、陸上戦闘の際、
隊員が着用する防弾チョッキやヘルメットの装備で、
ヘルメットの内蔵ディスプレーには他の場所の状況映像やGPSによる位置情報、
身体状況モニターなどが映されるということらしいです。
帰りがけにガンダムの後ろ姿を振り返りながら何度も見ましたが孤独さも感じました。
大群衆なのにガンダムの周りではしゃいでいる人は少なく、
美術品か奈良の大仏さんを見るように皆さん静かです。
見えなくなった場所で小さな子供連れのお父さんのほうが大声出して
興奮していました。

●教員免許を「教師」に変える!
教員志望者の“90%”を教師にする大学院
日本教育大学院大学
なかなかいいキャッチコピーです。
「将来仕事なくした時のために教員免許はとっておこう」から
「・・・だから教師になりたい」という時代です。

●とうとうポメラ(キングジム)買いました
やったーって感じ
でもMacにつながらない。
キングジムに電話したのですが、上司に代わっても、
「適応機種にウィンドウズと書いていた」の一点張りです。
自宅で使っている古いシステムのMacにつながりました。

●松葉杖のデザイン
電車で目の前に足のギブスまいた青年が松葉杖を立て掛けていましたが、
なかなか洗練されたデザインです。
アルミパイプを束ねてまげただけのシンプルなものですが、
黒い金属のジョイント部分と、
脇の下にくる高さを調整できる取っ手の部分がスッキリ美しいです。
こういった医療機器にグッドデザインを見つけると嬉しくなります。

●化ける
江戸川大学のポスターのキャッチフレーズです
青ベタの中に「化ける」の白い文字だけのデザイン
サブタイトルが「自分史がはじまる」です。
この「化ける」というのは、教師の生徒に対する実感で、私にも少しわかります。
昔、日本デザイナー学院で教師をしていた時に
同僚でパッケージデザイナーの○○先生に、
「○○さんは売れっ子デザイナーなのにどうして何年も先生をやっているんですか」
と聞いた時に「生徒は秋に化けるからそれが面白くてやめられないんですよ」
と言っていました。そのあと何度もそのセリフを聞きました。
その先生のクラスの卒業展のパッケージの作品は素晴らしかった。
プロが載せるパッケージデザイン年刊に生徒の作品が毎年何点も掲載されるレベルです。
当時の生徒達はよく遊んでいました。
八丈島に一緒に行った時にみた生徒たちのディスコダンスは全員がダンサーで
昔ならしたという40代の先生方も真ん中に押し出されてオタオタするばかり。
そういう彼らも就職につながる卒業展と年刊に載るという目標が与えれると
目の色が変わり人が変わるのです。
ハウス (R.House) が1971年に提唱した、パス(道筋)・ゴール(目標)理論を
地で行くような○○先生のリーダーシップでした。

●北海道のスイカ
はKitacaです。
北もcardもsuicaと同じicもちゃんと含まれています。
九州のスゴカ(SUGOCA)に比べて
あっさりしたバター味のネーミング。
関西は「ほないこかー」のICOCAでic込み関西味です。
札幌でもスイカも使えることが帰りがけに自販機を見て知りました。

●表示システム
テニスララブで今月からゲーム中にボードでスコア一表示するようになって
「あのコートが1番早く空くな、あそこで待とう」と遠くからでもわかるようになり
「どうしてもっと早くからやんなかったんだろうね」と好評です。
けさの朝の通勤電車で立っていて思いました。
各人が降りる駅で色分けされた定期券をクビから下げてもらうと
「あの人は新宿で降りる人だな」とわかるから助かるなと。

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  ■     アルバートエリスの
  ■     健康的な生き方・・・その9
  ■     健康な人は「自己受容」ができる
  ■      
 ■■■     
アルバート・エリス ウィンディ・ドライデン 1987
REBT入門 理性感情行動療法への招待
実務教育出版より

以下原文のまま

(9)自己受容
健康な人間は、
「ただ生きている、そして自分自身楽しむ能力をもっている」
という理由だけで生きる喜びを感じ、自らを受け入れる。
彼らは、内的な価値を、外から見た達成度、
あるいは他人がどう思っているか
ということによって測ることを拒む。
彼らは率直に、無条件に自らを受け入れることを選び、
彼ら自身の本質や存在を評価することはしない。
彼らは彼ら自身の価値あることを示そうとするのではなく、
楽しむように努めるのである。(Ellis,1973,1984b;Ellis&Harper,1975)。
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以下原田の感想

明日に向かって今を努力せよというという私には、
なかなか理解しがたい考え方です。
常に勉強しろ努力しろと尻叩かれてきて(実は自分で叩いている)
実際は勉強も努力をしてこなかったですから。(という実感しか持てない)
今の自分に満足してはいけない、満足したら成長が止まるという怖れです。
エリスは「今ある姿でいいじゃないか、不満足であろうと今の自分を受け入れて
もっと人生を楽しんだら? 健康でいたかったら楽観主義に切り替えよ」
と言っているようです。
瞑想、自律訓練法、センタリング等で「いま、ここ」を生きる修業中であることと
あるいは年齢から来るあきらめと居直りから
「ただ生きているってことだけで喜べ、味わえ、楽しめ」というのは
少しわかるようになりました。

エリスは別の本「アルバート・エリス人と業績」ドライデンW.(著)では
「人間は複雑な存在ゆえ良い性質と悪い性質を両方もっていると認めることができる。
心理的障害をもつ人びとと異なり、
心理的に健康な人は自分の性格特性の善し悪しを以て、
人間としての自分をランキングすることはしない。
むしろ、自分を無条件に受け入れ、
自己顕示的になるよりは生活を楽しむことを選んでいる。」
と言っています。


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