もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■「デジャ」
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■■■■■■■■■■週刊
■■■■■■■■■■デザインジャーナル280号
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■■■■■■■■■■2009年10月28日(水)発行
■■■■■■進む原田
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0・・・・・・・280号記念、秋の「まくら」盛りだくさん特集
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■  ■   まくら
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●人を幸せにする、グルナビの大型駅張りボスター

 画面いっぱいに、80人ばかりの(途中まで数えたけどわからなくなった)
サラリーマン、漁師、農夫、料理人、ウェイターや仲居といった従業員が交じって、
まことに幸せそうな顔で乾杯している写真です。
アメリカのノーマンロックウェル調写真の撮りかたで
おっさん、おばさん、職人さんでもこんなすばらしい笑顔ができるのか?
という今の実社会ではめったに見れない良い顔です。
80人いれば一人ぐらい変な顔したり目をつぶってもおかしくないので、
当然一部分は合成しているのでしょう。
タイトル「1億3,000万人で乾杯!」
サブタイトル「忘年会は、おいしい。 ぐるなび」で
ボディーコピーは
「日本全国には、世界に誇れるおいしい食材がある。
たべる人、もてなす人、つくる人、
みんながひとつになれが、最高の料理やお酒、
そして、最高の忘年会ができるはず!ということで早くもやってきました、
・・中略・・・・さあ、あなたは誰と、どんなおいしいもので盛り上がりますか?
明るく元気に、景気回復を先取りしましょう。」


●ガンがん探知犬育成中

 という記事が朝日新聞のポスターに出ていました。
大腸がんを探知する確率は、内視鏡を抜いて90%だそうです。
「がん探知犬」のアイデアは1989年で発明の国イギリスです。
飼い犬が膝の裏を嗅いだり、舐めたりする奇妙な行動に気付いた主婦が、
膝の裏を確かめたところ黒いホクロが見つかった。
医師に診てもらったところ、皮膚がんの一種「メラノーマ」と分かり、
手術でがんを摘出し、一命を取り留めた。・・・というもの。
朝日の記事には「がん探知犬」を増やす運動を推進している
名古屋のタクシーの運転手さんが出ていましたが、
病院に送り迎えするガン患者に乗っている間マスクをしてもらって、
その匂いを犬に覚え込ませるんだそうです。
客がタクシーに乗って「○○病院まで」と言ったら
「お客さん病名はなんですか」「ガンだよ」
「実はガン探知犬育成運動をしているので、
すみませんがこのマスク乗っている間していただけませんか」
「ああいいよ」というやり取りが交わされるのでしょう。

●古ネタだけどオリンピック落選

 2016年オリンピック開催地は「リオデジャネイロ」に決定
東京が負けてちょっと残念だけど、
南米で初めてだというし、まあゆずってあげましょう。
日本だって45年前の東京オリンピックで国が高揚し発展に加速がついたんだから
多くの国にとってオリンピックはそういった役割を持つんだと思います
韓国でも中国でもそうです。
当選するのは一つの国で、後の国は落選してがっかりするわけですが、
一番数多く立候補して、当然そのぶん一番落選を経験しているのは、
ダントツにアメリカなんだそうです
チャレンジ精神のお国柄とそれだけ候補地が多いってことですね

●情報は世界の命綱

 キューバ危機の裏話をテレビでやっていましたが
当時、ケネディ大統領とフルフチョフ首相の土壇場のやり取りに、
電話じゃなくて電報だったので6時間もかかったんだそうです。
核戦争による世界滅亡の危機だというのに、
いつものように電報を暗号化して、特殊だとわからないように、
普通の郵便配達員が自転車で配ったってんですからゾッとします。
その日に限って配達員がサボってたらどうなったでしょうか?
テレビドラマの「24」なんか観てると、
今は国家元首同志がテレビ電話でやりとりするので、
一色触発の危機は起き難くはなってきているのでしょうが、
皆さん核兵器は早く捨ててほしいです。

●高円寺駅のチャイム

電車が阿佐ケ谷駅に止まるたびに、阿波踊りの笛と鐘の音が響き渡り、
朝の寝ぼけ頭を刺激して一気に調子が上がります。
それが、いつの間にか普通のチャイム音にもどっていました
笛と鐘の音は夏の期間限定チャイムのようです。
高田馬場駅の鉄腕アトムのように一年中お祭り気分やってればいいのに。

●増え続ける「こころの鍵」を持った心理士

 こころの鍵をみつけよう 立正大学
心理学部 臨床心理学科 募集定員が100名増で250名に!
多くの人に心理学を学んで欲しいから。
という、社内ポスターです
なるほど心理を勉強することが、「こころの鍵」を見つけることとは
うまい表現です

●5000円入りまーす

 5千円とか一万円出すと店員が他の店員に札を見せて
「5000円札入りまーす」と確認するやり方を、
最初は外資系の店舗がやっていました。
むこうのシステムをそのまま持ってきたな、日本では続かないだろうな、
と見ていたのですが、他の一般店舗でもやりだしました。
それまでは、一万円出すとマグネットでレジにくっつけたままおつりを返してから
その一万円をレジに入れることでトラブル防止していたのですが
日本人同士そこまでやる必要があるのか?と思います。

●副都心線

 渋谷、新宿、池袋とつないだ、これがうわさの副都心線か
と乗って初めて気が付きました。
渋谷から飯能行急行で、新宿3丁目までひと駅。
次は、池袋です。
駅はさすがに新しいだけあって綺麗です。
光を組み込んだ未来的な壁があったり余計なものがないのでスッキリしています。
ワンマン運転だそうです。

●ハトにえさを与えないで
 
 という立て札が四ツ谷駅周辺に立っています
千代田区道路公園課が立てたもの
絵柄は
鳩に餌をやるろうとしている手と袋に大きな×印
横で鳩が手(羽)を広げた上に大きくNO!とかいてあります。
ふきだしで「やめてください!エサはいりません!」と言っています。
ハトの表情がかわいい。
羽を拡げて「いりません!」きっぱりと言っているのですが
目はつぶって頚を反対の方に向けています。
本音は欲しいんだけど、千代田区のお役人に言わされているのが、
ありありと伝わるからです。
うちのメロン(トイプードル)も同じ表情をします。
おやつをメロンの目の前に差し出して「待て」とお預けさせると、
「よし」と言うまで見ないようにそっぽを向いて待っています。
下に「フン害は近所迷惑になるばかりでなく、
様々な病気を引き起こす原因にもにもなります。」
とまで書いてありハトも散々です。
そんなにハトが怖い存在なら
漫画調でこんなにかわいく表現するのもおかしいわけです。

●Jリーグ

 浦和レッズとジェフ市原の試合を観に行きました。
埼玉スタジアムはレッズのホームグランドですから赤一色
ジェフ市原の黄色軍団は1角に閉じこめられそこだけが黄色一色。
その両端は2ブロック分の空白地帯が空けてあり
ガ一ドマン片方6名ずつがじっと立ってガードしています。
ジェフ市原はリーグ落ちするのでもう負けられません
「一部死守」という超デカイ幕の前で必死の応援です。
周り30倍のスペースを真っ赤な観客に取り囲まれているから
多勢に無勢と思いきや、試合開始前からスタジアムを揺るがすような応援しています。
レッズの応援団はそれを静かにだまった不気味に見守っている。
まず他所から来た敵に先に気勢を上げさせるという仁義があるんでしょう。
レッズに点が入ると球場がゴーッとスタジアムが地響きで割れそうです。
どのチームもホームグランドとアウェイ(敵陣地)の勝率が
はっきりと差があるという理由がわかりました。
ホームだから芝の長さを自軍の長所に合わせて刈ったり、
ボールボーイが自軍に都合よくボール出ししたりするそうですが、
あのゴーッという津波のような観客の後押しは絶対に大きいでしょう。

●市井のマスター芸術家

 新宿区のあちこちに住居表示街区案内図が立っています。
AREA GUlDEというものです。
見つけたら必ず立ち止まって眺めています。
1.5×1メートルの横長の看板で真ん中が手書きの周辺地図で
その両端に8ヶ所ばかりの神社や図書館といった、
名所や施設の絵がてがきで描いてあります。
その完成度の高いこと!おそらく一人の人です。
黒い線で淵をつけたものとつけないものの2種類あります。
筆に迷いがありません。
雨風に強いが速乾性が高い、エナメルペイントだから迷ってられないのです。
それに筆の仕損じも汚くしてしまいますが、それがないので透明感があります。
昔エナメルペイントを使って看板描いたことがあるので、
いかに扱いが難しい厄介なペンキか体で知っています。
色数も限れているのにとってもリアルなのです。
同じものを何枚もかいているのだったら習熟するでしょうが、
どれも1品制作だから何枚も書かないはずです。
おそらく何々画伯ではなくて、無名の看板屋さんの一人でしょう。
画廊ではなく街の片隅でこういう優れた芸術作品をみると
豊かな気持ちになります。

●ちょっと考えれば

 四谷駅の構内で「駅を良くするキャンペーンのアンケート」をとっていました。
ちょっと引っ込んだ場所に、アンケートを書く長い机を置いて、
その前でおっさんが6人並んで、お願いしますとは言うけどつっ立ったままです。
一週間以上毎日前を通りましたが誰も書いていません。
「反省しない人達だな」とこのメルマガに書こうとしていたら、
ある日、若い女性だけが3人になっていて、
あたりがアンケートする人で賑わっていました。
さすがに同じ状態が続いたので考えたんでしょうね。



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