もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■■■■■■2009年12月11日(金)発行
■■■■■■進む原田
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0・・・・・・・好評「まくら」のみ

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■  ■   まくら
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●定食にフグサシ!

久しぶりの福岡で、大好物のフグを食べました。
フグサシが出てきたので「これ4人前ですか?」と聞いたら、
「一人前です」と言われ喜びの叫び声。
一切れの厚みが東京の倍あります。値段ももちろん安い。
次の日ランチで、アクロス福岡の地下の食堂で「刺し身定食」を頼んだら、
真ん中にフグサシの鉢がのっていました。

●ハッピー回診

学生時代の友人が北九州にある総合病院の院長をしてます。
その病院は「良い病院ランキング」第1位に選ばれたこともある病院ですが
受付に茶色のトイプードルが座っているんだそうです。
名前が2代目「ハッピー」。初代「ハッピー」はラブラドール。
週に何度かハッピー回診というのがあって、
部屋の名札にシールを貼っておけばハッピーが回診してくれます。
大名行列と呼ばれる大学病院の院長回診よりもずっと癒し効果があるでしょう。
ハッピーがぞろぞろ仲間を連れて回るトイプードル行列やったらおもしろいでしょうね。
近ければうちのメロン(白のトイプードル)もボランティアで参加させるのですが。

●美人の基準

関係先会社から美人画のカレンダーをいただきました
特色を加えた多色刷りの豪華な美術印刷です
以前から浮世絵の美人画を「なんでこれが美人?」と思っていて、
今回改めて12枚の浮世絵を眺めていても美人には見えません。
社員に聞いても美人には見えないそうです。
落語などで、花魁の美人画を見て「死んでもいい」というくらい
恋い焦がれるという話がありますが、ああいった美の基準の時代があったんですね。
明治時代の鹿鳴館の花と呼ばれた元芸者の顔写真が残っていて、
それは私から見ても美人です。
高杉晋作の彼女や、坂本龍馬の奥さんも写真で見ると美人です。
明治時代、西洋人と接するようになって美の基準が大きくシフトしたのかもしれません。
時代感覚は変化するという明確な証拠です。

●ただ黙ってそばにいることがなぜ大切か?

「黙って人の話を聴くことがいかに大切か」という傾聴セミナーで聞いた話です。
河合隼雄さんの本の中に、
「釣り船が方向を見失って皆が慌てて船の中を右往左往している時に、
光を全部消して真っ暗にしたら、一方の空がぼーっと街の明りを反射して、
岸の方角がわかった」という話があった。
闇の中にいるような時でも解決(希望)がおとずれることを信頼して
静な空間にいっしょに存在することが大切だ。
つまり色々話している時は船の中を懐中電灯で照らしているだけで
かえって本質は見えないということだそうです。

●ついに男子トイレにも

田町にある「セレスティンホテル」一階の男子トイレは流水効果音付きでした。
男子トイレで見たのは始めてです。
ホテルの一階の男子トイレはどこもすいていて静かです。
試しにボタンを押したら実際の音と違うシャラシャラという
電子音が25秒間響き渡りました。

●アイデンティティ

コーポレートアイデンティティ研究と実践の第一人者である
○○先生に14年ぶりに会いに行きました。
コーポレートアイデンティティは○○先生のライフワークで、
アイデンティティコンサルタントを肩書きにされているほどです。
13年前までアイデンティティ研究会を主催されていて
今この世界で活躍している人の半分以上は先生の教えを受けています
「原田さん、アイデンティティを日本語にすると何が一番ふさわしいんだろうね」
といきなり聞かれてグッと言葉につまりました。
「自己を確認して、規定して・・・表現して・・・」と、しどろもどろで答えていたら、
「自己意識じゃないだろうか」と、
哲学辞典の自己意識のところのコピーをくださいました。
そこには「自己意識は経験的自己像と統覚的意識とに分けられる。
経験的自己像とは、『私はいかなる人間(個体)であるか?
つまりどんな経歴・能力・性格・社会的役割などをもっているか?』
という知識と自己解釈である。
統覚的意識は『私は今自分がこれこれをしている、
しかじかであることを意識している』という形をとる。」
と書いてあり、アイデンティティに一番近いようです。
一番多く訳されている「自己認識」よりも意味が広く深い概念になります。
わざわざアポをとって挨拶に行った気持ちの中には
「先生に啓発されて、あれからずっとアイデンティティの勉強をして、
修論にも盛り込みました。どうです!」と認めてもらいたい気持ちもありました。
今度もまた、昔のようにアイデンティティに関する資料をどっさりいただいてきて、
まだまだ修業がたりないことを認識しました。

●「ハッピーに生きよう老年ライフ」

帰宅時、四ツ谷駅のホームに電車が来ているのに、
階段の前のおじいさんがよろよろ降りていて、人が多くて追い越せません。
「急げば間に合うのに!ラッシュ時に年寄りがウロウロするんじゃない」
と思ってしまいました。
さっきまで「ハッピーに生きよう老年ライフ」という講演メモを書いていて、
老人の味方だったことを思い出して苦笑しました。

●老人学の花盛り

老人の健康に関する本を新宿の本屋に探しに行きました。
紀伊国屋の斜め前の三越の上にジュンク堂が入っていますが今回はそちらに。
ジュンク堂は重々しい木の書庫がずらっと並んでいて外国の図書館か本屋のようです。
椅子も書庫の横に必ずついていて皆さん座り読みしています。
備え付けの検索パソコンで老人と健康と入れて検索したら
6階7階8階全フロアーに老人コーナーがありました。
6階は医学書エリアのキャビネット2つ分、
7階は一般健康エリアのキャビネット3つ分と、
老人の健康と心理に関する本が増えて充実していることに驚きました。
医療関係者や介護する人ばかりではなく、
老人本人が読む本も3分の一くらいあります
その中で、死についての本が多いのに驚きました。
つまり自分やつれあいの死の準備の本であり、
世の中の風潮も変わったなと感じました。 

●前回の「警官を励ますおっさん」について
同郷の○○さんからメールいただきました。
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以下、○○さんのメール

「警官を励ますおっさん」で、懐かしい言葉を見つけました。
何気なく読んでいたのですが「うてあう」というのは・・・博多弁?
と思って調べたら、博多弁でした。
うてあう・・・・相手にする
いまでも時々「それ、なおしといて」と言ったりすると、
相手は「?」になったりします。
「片付ける」という意味で言ったのに「修理する」という意味に取られる。
また「あんたも片しとくから」と言うと「何で片付けられるのか」と(笑)。
連れ合いは最近慣れましたが。
「うてあう」も分からない人がいるのでは?と思います。
東京生活は九州で過ごした倍以上になっていますが、
言葉というものは若い頃の記憶が身につくものですね。
以上、○○さんのメール



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