もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■「デジャ」
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■■■■■■■■■■週刊
■■■■■■■■■■デザインジャーナル318号
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■■■■■■■■■■2012年6月1日(金)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0 ・・・・・・力の入ったまくらのみ・・・その2

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■  ■   まくらのみ
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●好評だった「ほめる達人検定」・・・その2

 メルマガがウケたかどうかは感想メールの数で判ります。
前回の「ほめる達人検定」は沢山来ました。
といっても5〜6通ですが。
○○さんは私のことをめちゃくちゃ褒めて書いてくださったので、
「褒め方が上手だ」と、お祝い半返しのような褒め返しをしてしまいました。
「ためになった、次回も楽しみにしている」は慣用褒め句だと判っていても、
やる気がでます。だから調子に乗って今回も「褒める」の続きです。

「褒め活かし」「褒め流し」「褒め重ね」と○○さんにまとめていただき、
結構、新しい言葉を作っているということがわかりました。

 元社員の○○君から、何かのついでの時に、
「相手を褒めちぎったら嘘くさいと言われた経験がある。
良いと思ったところだけをピックアップしただけでべつに嘘はついてないのに。
今思えば技術不足だったのかもしれない・・・・○○君。」
というメールをもらいました。
誠実な○○君ですが「褒めちぎった」というのにポイントがありそうです。
ちぎっては捨て、ちぎっては捨てという「褒め流し」の印象だったかもしれません。
お世辞ととられたときは、褒めた内容に責任をもって最後まで追求します。
だからそのために褒める内容を絞る必要があるのです。
相手を観察し、話の内容を吟味し、相手の密かな誇り、
つまり「褒めるツボ」を探ります。

相手との関係性で言い方も変わる

 褒めるにも、その人との関係性とタイミングがあります。
立場その1
30代の若者が50代の人に向かって「あなたは偉い」と褒められません。
「すごいと思います。あなたのようになりたいです」という表現になります。
同僚やデートの相手に対して褒める時も、前回のSFC(解決志向短期療法)方式の、
「へえーっ!すごーい!」と感心して聞き続ける、下から目線がうまくいくでしょう。
立場その2
例えば、私がデザイン会社の社長として社員の1人に、
「君はデザインの才能あるね」なんて褒めることはあり得ません。
専門家同士でそれを言っちゃおしまいよ、という面があるからです。
他の社員がそれを漏れ聞いたら、
「じゃあ原田は自分には才能はないと思ってるのか。
どうも態度が前からよそよそしかった。
もうこの会社では芽が出せない。」ということになります。
だから、落語家や大工のように、専門家は後輩の専門家をあまり褒めません。
だから私は「へーそんなこともできるんだ。ありがとう助かるよ」と、
話を「今・ここ」つまり小さく短くして褒めました。
立場その3
例えば売込みに来たデザイン学生だと、
持って来た作品の良い部分を探して手放しで褒めます。
雇えないのですからせめて元気つけてあげたいからです。
だから、私も、売込みプレゼンなどで相手が作品を褒めてくれたら、
「ああ、買う気はないな」とわかります。
何かケチ付けられたら、脈があるサインです。

褒めてくれと、要求する方法もある

 自分が料理をしたものを褒めてくれないと
「折角やったのに何で気がつかないんだ。感謝してないのではないか」と
腹が立つというメールもいただきました。
「ちゃんと褒めてくれ。やる気が出てもっと美味しく作れるから」
と声を大にして言いましょう。お互いの幸せの為です。

私の会社プラクシスから独立した元社員を褒める

 最後の一人(4年在籍)の例外を除いて、
プラクシスに10年〜20年以上在籍した社員ばかり約10名。
「よく朝の7時半から朝寝坊も休みもしないで勤勉に努力した」と、
このメルマガの場を借りて「褒め押さえ」しておきます。
今さら手遅れかもしれませんが(笑い)


●高級時計のデザイン

 高級時計の広告があちこちでハバをきかせています。
1ページに時計の大写し写真、コピー無し値段なし販売店なしの贅沢な広告です。
他のところで見る値段では100万円以上はざらで800万円というのもあります。
先日、高級ブランドブティックの中を素通りしたときに、
若いカップルが何百万もする時計を手にとって眺めていました。
その価格に慣れると日本のグランドセイコーやザ・シチズンの50万円は、
誠実価格に感じてしまうから不思議です。
しかし、デザインはデザイナーの目から見てどれもすばらしい!
時計と思えば高いかもしれませんが芸術品を身につけると思えば、
高くないのかもしれません。お金持ちにとっては。
大英博物館やメトロポリタンミュージアムにある工芸品や宝石のような、
ディテールまで神経が行き届いた、完成度の高い美しさです。
とくにどれも数字が立体レリーフになっていて普段文字をデザインしている、
私から見ても、そうとう練られて磨きをかけられているのがわかります。
時計のデザインは、文字の立体レリーフが命だと思います。
・・・とはいっても時計は時を計る道具でもありますので、
美術雑誌で名画を見るように、雑誌や新聞の全面広告を眺めて、
目の保養を楽しんでいます。

●ポメラの第三世代

 KING JIMのポメラ(pomeraDM100)の新製品を見つけたので衝動買いしました。
ポメラはワープロでこれで買ったのは2台目です。
初代のキーボードを折り畳むデザインは品切れになるくらい衝撃でした。
しかし2世代目は正当な発達プロセスを逆行するような、
意味もなく大きく重くなっただけだったからそっぽを向きました。
二つ折れ方式も実際に使ってみると弱点がありました。
折れるのでラップトップつまり膝の上で文字が打てないのです。
「なんだ電車の中では使えないじゃないか」とガッカリしました。
2つに畳めるといっても結局、厚味は2倍になるわけですから
体積と重さは変わらないわけです。
だから見た目の印象ほど大改善というわけではありませんでした。

 しかし今回の3代目は薄い板状の折り畳まない一枚方式です。
もとにもどったけど薄さと軽さと持続時間は評価できます。
それと液晶に光がはいり見やすくなりました。
当然の進化で開発者の意図が手に取るようにわかります。
しかし今後、原点にもどった3代目も、
iPadや、薄く軽くなる一方のパソコンとの競争になっていきます。
がんばれKING JIM(会ったこともありませんが)

●オーディオテープを売ってないっ!

 今どきカセットテープを使っている人は少ないでしょう。
どうしても心理関係で必要だというのでカセットテープを買いに行きました。
ヨドバシカメラ吉祥寺店は元デパートだけあって大きな店ですが、
「在庫がないから注文しろ、入荷したら知らせる」というのです。
売り場には、 IC レコーダー群のすみに取り残された形で、
3種類のテープレーコーダーが、並べてあるのですが、
扱い回されてて古くなっていました。
あれほど一世を風靡しカセットレコーダー。
カセットテープのパッケージデザインに情熱をかけ、
稼がせてもらったのに・・・・

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