もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■「デジャ」
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■■■■■■■■■■週刊
■■■■■■■■■■デザインジャーナル319号
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■■■■■■■■■■2012年8月14日(火)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0・・・・・・まくら
1・・・・・・特別休暇を取る方法
2・・・・・・先延ばし癖をなおす方法
3・・・・・・ビジョンイメージを伝える方法
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■  ■   まくら
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今週は多くの会社がお盆休みです
我々フリーランスは実はゴールデンウィーク前とお盆前が一番忙しいのです
企業の人は休み前にメドとつけて気分良く休みたいたいので、
休み前に締め切りをせかされるわけです。
フリーランス側にもそういう気持ちが少しあるので、
相手に合わせてやってしまうことになります。
しかし1人だと仕事を振る相手がいません。
そういうこともあり、お盆もやり残しの仕事が・・・

・・・とこれはデジャをサボっていた言い訳です
またまた間が空いてしまいました。
週刊デジャはとっくにくずれ月刊デジャでも危うくなってきました。
季刊デジャにすれば気が楽ですが今度は内容に凝らなければならなくなります。
週刊より短いのがツイッターやブログですが気軽さと拡がりが怖い面があり、
ツイッターは「馬鹿発見装置」ともいうんですってね。
しかしたまーにドーンと大きなヤツを送ってくるよりも
ちょこちょこ小さなものを送ってきたほうが読みやすいと
言われたことがあり、全くその通りだと思うのですが、
今回のようになりがちです。

気軽なフリーランスの問題は、連続休暇です。
これまで30年間、社員がいたので毎年夏休みを
2週間ずつとってきました。
社員も全員2週間、それも続けてとることを奨励していました。
しかしうちから独立したした人達も、
2週間続けて夏休みをとっている人は、
少ないのではないでしょうか。
いまの私ができないように。

といったこともあり、
どうやってサラリーマンが連続休暇を取ったらいいか?
方法について考えてみました。

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  ■    正月休み、ゴールデンウィーク、盆休み以外の
  ■    特別休暇を取る方法
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 長期休暇の効用は、気分転換とそれに伴う新たな気づきが得られることです。
頭を切り換える一番良い方法は環境を変えることだからです
若者には多少無理でも海外旅行を進めています
少し精神的にまいっている人にも海外旅行は良いです
ある有名な○○心理相談所はクライアントを海外に連れ出して
現地でセミナー(集団療法)して効果を上げています
私は「海外療法」と陰で呼んでいます。

 現在、社会人対象の通信教育の大学院の講師もやっていますが、
生徒は、学校が指定する日に会社を休むことになります。
これがいかに難しいか、私も自分の経験から知っています。
特別休暇を取ることは上司や先輩、同僚とのせめぎ合いになります。
その上、最近のように節電など理由に一律で休みを決めている会社だと
それ以外に休みをとることは至難の業です。
「お盆休みに私だけ仕事しますから、そのかわりに」とはいかないからです。

通信教育を受けていることを職場に言えない場合がある

ほとんどの人が、修業の身で、怖い主任や先輩方に囲まれていて
「仕事もできないくせに生意気だ」と皮肉を言われたりします。
教育後の取得資格が、同僚先輩を超える場合やっかみもからんできます。
勉強分野が仕事と100%重なることは少なく、
だいたいちょっとズレているので、
「今の仕事に直接関係ないだろう」と言われます。
だから職場に秘密にしている人がけっこういます。

休暇は上司と同僚がくれるもの

休暇は会社がくれるのではありません
会社は「エンプロヤビリティー」(社内の能力拡大と他社でも通用する能力)
を自分で身に付けろという方針でも、
上司・先輩・同僚の理解がないと不可能です。
また生徒の多くが働く心理相談所や精神病院といった、
人相手のサービス業においては、
続けて休むのはとても難しくなります

そこで「休暇獲得キャンペーンテクニック」
 
 学校のことを言えない職場は別の手段を講じなければなりませんが、
できたら上司には学校(自主勉強)のことは話しておいたほうが良いでしょう
多少こじつけでもいいから、これからの仕事と関連していることを
丁寧に説明することです。
遊び目的の海外旅行でも研修仕様にするのです。ものは言いようです。
私は休暇をくれた取引先の社長に便箋一枚のレポート(見た、感じた)を
送ったこともあります。

 普段の仕事ぶりと同僚上司との関係性がものをいうのは言うまでもありません。
その上での条件は、
1.早く頼むことと
2.カレンダーに印をつけて机の前に貼っておく。
この2点です。
直前にいきなり言っても迷惑をかけますので、
最低1年前に頼んでおきます(半年前でもいいです)
上司はまだ先のことだからわりと簡単にいいよと言ってくれます。
許可をもらったらすぐ机の前のカレンダーに
これ見よがしに印をつけておくのがポイントです。
許可した上司はそのことを忘れますので、
多くの場合、直前に他の用事を入れてきます。
そのときにそのカレンダーを指さして、
1年前からお願いしてました件ですが・・・といえば、
上司もそれを眺めてきているので、
「ああそうだった。忘れてた」となり、
それ以上の無理は言わないはずです。

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■■■   先延ばし癖をなおす方法
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 先日の「REBT(認知感情行動療法)基礎コース」のテーマは
「先延ばし」でした。
「3分間セラピー」エデルシュタイン著(誠心書房)が教科書ですが、
第6章が「先延ばし癖をなおす」だったのです
あまりこういうテーマは聞かないですね。
なぜこれが心理療法の本に一章も使って書いてあるのか?
いかにもアメリカ人的発想と思ってしまいます。
それも第7章の「抑うつ」が20Pなのに30Pもさいてある。
「抑うつ症」(気分変調性障害)と言う言葉はありますが
「先延し症」はないのに。

私は「明日があるさ 明日がある 」と、先延しできることを楽しんでいて、
「先延ばしのどこが悪い?」というところもあります。
ところが先延しした後の気分がとっても悪いんですね
「なぜもっと早く手を付けなかったんだ。
あの時から始めてればもっと良いものができたのに」という後悔がつきます。
ミスでもおきようものなら後悔のおまけがつきます。
「先延しが出きる」楽しみを「なんでもっと早く」が
打ち消してしまうわけです。
これがあるので先延しを楽しみながらも、
同時にイライラしてストレスになります。
いちばんイライラするのは、最後の残された時間でやる、
直前です。
しかし、何とか時間内に間に合った時のホッとした気持ちがちょっと快感です。
この安堵感のために先延しするという悪循環になります。

でも先延しはマイナス

先延しは、裏でイライラすること、品質が下がること、
いつも追っかけられているというデメリットがつきます
先延ばしの大きな原因は、
「やる以上は最初からちゃんと高い完成度でやらなければならない」
といった「考え方」(認知)にあるので、
REBT向きの話題だといえるでしょう。
先延ばし習慣から脱却する方法として、
この本には「3分間柔道・・・仕事に弾みをつける」が書いてありました。

先延し癖をやっつけろ・・・3分間柔道法

 とにかくなにも考えないで3分間時間をとります。
「ちゃんとやろうとか正しくやろうとか考えてはいけません」
頭の中には3分間という時間だけ置きます。
そして取っ掛かり、3分間たったらやめてそのままほったらかしにします。
もちろん続けてやってもいいのですが、
むりやり放り投げるのが前提です。

これは実際にやってみて良い方法だとわかりました。
「3分間やけくそ勢い療法」ともいえます。
アメリカ人が書いた本なのに、ボクシングではなくなぜ柔道なのか?
翻訳された城戸さんに聞いたらほんとうに JUDOとなっていたそうです。
組み手があったり寝技があったりの柔道のほうが
イメージがあっていると感じたのでしょう

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  ■     5回連続授業 
■■■     「一気にプレゼンテーションの“コツ”を学んでしまおう」
  ■     ビジョンイメージを伝える方法
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 「一気にプレゼンテーションの“コツ”を学んでしまおう」
という社会人クラスを今年も明治大学でやってきました
同じ授業を毎年やっていて今年で4年目くらいになります。
5人の講師がそれぞれのテーマで話し私は4番目です。
最初と最後に偉い先生がまとめられ、
前後にはプレゼンテーションのプロの講師や、
元アナウンサーの講師がいます
私は視覚伝達つまりデザインプレゼンテーションの話です。
ちょっと脇道にそれてみよう、という起承転結の「転」の役割ですので、
本流でない気楽さもあります。
デザインと直接関係ない生徒さん方だから
デザインビジネスから学んだノウハウ、
イメージをどう伝えるか?
イメージは文字や数字よりも図が伝えやすい
といった話をしています
数値化できない理屈で証明できないデザインで40年間商売してきたので、
いろいろイメージを伝える工夫もしてきています。
終わった後の飲み会で、
「私はカスミ(デザインのこと)を食って生きてきた」
と3回ばかり言ったと言われました。
そうデザインはイメージだからある意味カスミです。
デザインビジネスで社員を抱え支店を持ってて、
ふっと現実にかえって怖くなることがたびたびありました。
正しい正しくないがハッキリしない、対価が定まらないデザインで、
月に何百万円もの給料支払ったり家賃を払ったり・・・・怖かったです。
つまりイメージという虚業を実業にしていたわけです。

 生徒さんがたにとってのイメージは、デザインではなく
個人の将来ビジョンや人生やキャリア計画、夢や希望です。
仕事関連なら、企業文化や社風関連、前例のない計画の提案でしょう。

それを誰に伝えるか?
上司だったり家族だったりです。
何の為か?
ビジョン達成に協力を得る為です。
ビジョンは他人の協力なしでは達成できません。

ポイントは伝達の一貫性です
●伝える側に濃い達成イメージがあること
●できるだけ図式化しておくこと(最初は複雑になりますが単純化してゆきます)
●連続する(繰り返す)ことです
この条件が揃うとカスミが形を帯びてきて人に認識されます

当面は無視されても、関連の計画が話題に上ったときに、
「そういえばあいつは10年前から似たことを言ってたな。
あいつに任せたらうまくいくんじゃないか」となるわけです。
イメージ関連の伝達の基本は、
「求めよ、さらば与えられん。叩けよ、さらば開かれん。」が基本です。
ビジョンやイメージは多少変化して良いのです。
芯がブレてなければ他人からすれば同じことを言っていることになります。

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