もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■■■■■■2014年1月14日(火)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0・・・・・・まくら

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■  ■   まくら
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●スマホ生活

先日3人でレストランで食事してて気がついたら、
3人とも黙ってスマホを覗き込んでいました。
誰かがスマホをとり出して見始めると後の人も覗き込むんですね

先ほど三鷹行きの電車に乗っていたら、
バギーカーの中の赤ちゃんがスマホを持って親指でスクロールしているではありませんか。
玩具かな?とよく見たら本物でした。
吉祥寺で電車からバギーを降ろす時も、
線路の上に落さないかハラハラしてみてましたが、
赤ちゃんにスマホを持たせたままでした。

●gabaマンツーマン英会話の広告のキャッチコピー

上司に近づくより
世界に近づいた方が、
出世が早いかも。

うまいコピーです。確かにその通りかもしれません。
日本の技術を持って英会話ができれば世界中から3倍の給料で雇われるかもしれないし、
ビジネスチャンスも広がるかもしれません。
社内でも使い物になりどこでも雇われる能力を、エンプロイアビリティといいますが、
サラリーマンの場合、英語が決め手になる瞬間が増えてくると思います。
上司に忠誠を誓っても、会社が外資に買われて企業文化が変わり、会議が英語になると、
いくら親分肌で仕事ができる上司でも、お手上げです。
いつどこに飛ばされるかわらない上司をあてにしないで、
サラリーマンなら英語に(世界に)忠誠を誓った方がいいでしょう。

●詩と生きる

 せっかちな私には詩情なんてこれっぽっちもありませんでした。
今でもないのですが、ちょっとづつ変化はしています。

 10年前、ロサンゼルス郊外の芸術高校で大人対象の夏の絵画教室に参加した時に、
夜になると講演会やパーティーなど各種アトラクションがあって、
その中に詩の朗読鑑賞会というのがありました。
大人たちがちゃんと正装して詩を聞きに集まるわけです。
「なかなかしゃれたことするな」と感心して見ていました。
作家が自分の小説を読み上げる朗読会など映画で時々でてきますが、
あれの詩版です。
日本の俳句の会とは趣が違いますね。

 ある本を読んでから詩に対する考えが変化してきました。
「詩編で祈る」(来住英俊 著 きしひでとし 女子パウロ会発行)という本です。
表紙をデザインした際に、中身を読んで「こんな詩の役割があるのか」と目からウロコでした。
この本に書いてある詩は何千年も前に書かれて伝わってきた詩ですが、
汚い言葉で恨み辛みが書いてあったり、人をこき下ろして不幸を願う言葉、
絶望だったり、反対に神をこれ以上ないという言葉で賛美したり、
普段では思いつかない言葉、めったに使わない言葉が使われています。

 それを読む(口にする)ことで気持ちが神へ飛んで行けて、
対話するその橋渡しをしてくれるという役割が詩にはあるから、
「詩編で祈る」というのだそうです。
怒りの詩、嘆きの詩、痛悔の詩、感謝の詩、信頼の詩、希望の詩と分けてあって、
その時々でどれか自分の心にぴったりくる詩編があるというのです。

例えばあったまに来た時に、神にその人の不幸を願う詩もあります。

彼の生涯は短くされ
地位は他人に取り上げられ
子らはみなしごとなり
妻はやもめとなるがよい。(8〜9節)
彼は呪うことを好んだのだから
呪いは彼自身に返るように。
祝福することを
望まなかったのだから
祝福は彼を遠ざかるように。(17節)

もう一つ嘆きの詩

敵は耐えることなく私を辱め
嘲るものはわたしによって誓う。
私はパンに変えて灰を食べ
飲み物には涙を混ぜた。
あなたは怒り、憤り
私を持ち上げて投げ出された。
私と生涯は移ろう影
草のように枯れてゆく。(詩102-9〜12)

絶望の詩もあります

あなたは地の底の穴にわたしを置かれます。
影に閉ざされたところ、暗闇の地に。(7節)
私は若い時から苦しんできました。
今は、死を待ちます。(16節)

極端ですが実際にこのような言葉しか吐けない状態の人が、
世界中のあちこちにいるのは間違いないし、
私にも生涯に何度かはそういう時があるかもしれません。

 詩というのは、言葉に対する感受性を持った人が言葉の表現技術を駆使して創った物であり
その詩に対して我々は共感したり一体になったりという利用法があるのでしょう
一般の詩は、伝える相手が神だけじゃなく恋人だったり愛の女神だったり太陽だったりするのです。

この本は800円と安いですし、アマゾンでも買えるので一度読んでみてください。
内容も一字の無駄もない研ぎ澄まされた優れた文章です。
表紙デザインもこれ以上ないシンプルさです。(笑い)

詩は小説をそぎ落として短く単純にしたもの。
デザインは絵画をそぎ落として単純にしたもの。
という点で共通点があるようですが、詩のほうが何千年分の重みがあります。

●電力会社を選ぶ時代

 2016年以降、もうすぐ我々は電気をあちこちから選んで買う時代がやってきます。(1月4日、日経)
きっかけはやはり東京電力の原発事故だと思います。
親方日の丸だとたるむので自由化して競争原理を活かそうということでしょう。
そうすると小さな電気会社も増えて例えば原田電力とかヨシダ電機供給株式会社が出てきて
値段と安全と便利競争に入り業界が引き締まることでしょう。

ハンドルをぐるぐる回して発電できる災害用のラジオがありますが、
各人が、自転車のようなペダル型発電機を家に取り付けて発電して
余ったら買い上げてくれるということにしたら国民の健康も促進されるでしょう。

電線を通してしか電気を送れないという送電の最大のネックを誰かが、
電気を電波のように空中を飛ばせたらノーベル賞間違いなし、
地球に大変革が起きるでしょう。

●政治家の財産

毎年議員にアンケートとって財産を公表するのは、意味があるのでしょうか。
政治倫理を確立させるためにという理由で、
1992年に国会議員資産公開法が制定されたんだそうです。

どうせ正直には言わないだろうし、
昔は妻や子供名義にして財産を隠していましたが今や妻も自立しているので、
その方法もやばくなってきたのかもしれません。

1月6日の日経では、参議院議員で「資産ゼロ円」が21人もいました。
これはもしかしたら世界の中で誇れることかも知れません。
国会議員の平均資産は3770万円で都議の場合はは3004万円でこれもつつましい感じです。
昨年日本に赴任したケネディ駐日大使の資産は約273億円ですから
昔の政治家は大きな家屋敷を建てられるほど儲けました。
秘密情報を事前に教えたり自分で先回りして投資して相当儲けられたようですが
これだけ皆さん、お金に関してこまかくなってきたのだから、
そろそろ無駄な茶番劇イベントをやめていいのかも知れません。

いやしかしこれをやめるとまた議員が金まみれになるのかな。

●アウディが主役

映画「トランスポーター」のTV版「ザ・シリーズ」は、
主役はやたらと強い男で乗っている車がアウディの高級車でです。
アウディの4つ円のシンボルがしょっちゅうアップで映され、
当然主役が運転するのでやたらと高性能で早い。
悪役がベンツだったり日本車だったりして面白いです。
映画版はBMWだったそうですがテレビ版はアウディと契約して
相当の宣伝料が動いていると思われます。

●津波対策

「津波対策として箱船はどうか?」という面白いアイデアが新聞にのっていました。
なるほどとこれなら実現可能です。
ノアの箱船の小型版で試作されたのは25人乗りで写真も出ていました。
巨大な防波堤を築くのは不可能だし、あちこち避難場所を設置しても足腰の弱った人が避難するヒマがあるかどうか。
それなら船を庭に置いておいてそこに逃げ込む方が現実的です。
食料やトイレの設備などが常備してあって1週間その中で生き延びられるうようになっています。
なかなかいいアイデアだと思います。
車位の値段だと各家庭ごとに庭先に置いておいて、警報が出たらさっと乗り込める。
地方では一人一台車があるので一家に方舟1つというのは現実的でしょう。

箱船部屋
あるいはひとつの部屋が浮かぶようにしておけばスペースの無駄が省けます。
その部屋に逃げこんでフタをしめてしまったら箱船になるというアイデア。
バブルのころ核攻撃された際に生き延びるためのシェルター作りが流行ったことがあります。
金持ちが何億円と出して作った核シェルターがグラビアにのったりしました。
箱船は、津波になれば強力な力であちこちぶつかったりするので、
船の周りを蜂の巣のような構造にしておけば、沈まないでしよう。

箱船カー
あるいは一家に一台は水陸両用自動車というのも良いかも知れません。
そうなると大量に作られるのでコストも下がるでしょう。
小さなエンジンとナビが付いていれば、海に持ってかれても自力でもどるか、
せめてもの救助信号が出せます。

自動車と船舶とハウスメーカーが話し合ってみられてはいかがでしょうか。
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