もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■■■■■■2014年6月2日(月)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0・・・・・・まくら

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■  ■   まくら
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●進化するバス停の表示

 西荻窪の関東バス停のスタンドサインを見て驚きました。
二行の電光文字が流れていて、上の行は「○○行きはあと6分で到着します」
下の行は、各行き先駅名と何分と所要時間が流れています。
という事は、バスで自分の目的地までどのくらいかかるかわかるわけです。
あと何分でバスが来るかが、わかるのはせっかち人間には嬉しいシステムです。
隣がタクシー乗り場ですが「何分だったらバスでいいや」が多くなるでしょう。

●孫を抱いたヘアーサロンの主人

 会社の隣に新しいマンションができて、
一階にしゃれたヘアーサロン=理髪店が入りました。
その店の前で白髪で、白いワイシャツに黒のチョッキの主人が、
小さな赤ちゃんを抱っこしていつも立っています。
おそらく店の中では息子夫婦が仕事しているのでしょう。
とても平和な光景で癒されます。

●ビジョン・プレゼンテーション・・・・2

22日夜、明治大学でプレゼンテーションの話をしてきました。
今回は、ビジョンを各人2分間で伝えるという、
いつもやらない実習をやりました。
私が講義している最初の1時間の間に、
自分のビジョンを仮でもいいからまとめるように言いました。

失敗は時間の読み違え
1人、2分で12名だから24分と思ったけどそれは素人考えで、
本当は入れ替わり時間があるからその倍は必要でした。
実習をあまり重視してなくて実験ということでやったから、
最後の5人は1分しか時間がなくなり気の毒をしました。

効果は曖昧だが
しゃべり方が上手になったとはいえませんが、
生徒さんが無理にでも自分のビジョンをでっち上げて、
他人の前で表明する経験をしました。
種ができ、これから固めてゆかれるきっかけになったので、
大きなメリットになったと信じています。

ビジョンを伝える
ビジョンといった、形にできない、数字で説得できない、約束できない、
信じるしかない、ものを人に伝える難しさがあります。
タイミングは3つあります。
一つは開示 二つは維持 三つ目が勝負です。
「開示」はきっと上司や家族や恋人かもしれません。
「維持」はきっと家族や仲間、同僚でしょう。
「勝負」はその時の審査員、資本家、大物、教授といった決定的瞬間に
大きな役割をはたす人です。

 皆さんがビジョンプレゼンと聞いたら、
最後の「勝負」しか思い浮かばないんでしょうね。
多くの話し方教室がこの勝負場面設定で練習します。
しかしこの「勝負」は一生のうちに何回訪れるのでしょうか。
そしてこの「勝負」はこっちでだめなら、
こっちでまた勝負というようにやり直しがききます。
だから決定的瞬間以前に大方の勝負はついているともいえます。

 プレゼン全般に言えることですが、
決定的瞬間に不利なプレゼンをさせられるようでは、
先手を取られていることになるので、すでに半分以上負けていることになります。
起死回生のプレゼン一発勝負なんて小説やドラマのファンタジーの世界です。
なるべく地場を固めて勝つ見込みをつけておくことでしょう。
織田信長も一か八かの勝負は桶狭間の合戦だけであとは準備に準備を重ねて、
謀略と圧倒的兵力を揃えておいて戦をしたそうです。

 ということは最初の開示と仲間への維持が大切だということになりますが、
誰にどう開示するか?がポイントになります。
長くなるので次に続く

●講義の仕方がわかった!

 この土、日は東大で研修をうけていました。
イギリスから講師が来て二日間、朝〜夕方まで講義があったのですが、
途中で何度か6人〜10人程度のグル−プに分けて、
ディスカッションさせるんですね。
そしてその後、各グループの代表に報告させて、
それに対して先生が答えたり再質問したりします。

 主催者の東大の先生はイギリススタイルだと紹介されたけど、
そういえば日本の企業研修でも一般的にやられています。
100人以上でも「では皆さんやってみましょう」ができることがわかりました。

明大の講義の実検や、今回の東大のイギリス人の講義をとおして、
セミナーの鉄則というのがみえてきました。
1.教えて 2.やって見せて 3.やらせてみて 4.褒める、という、
山本五十六方式または 講義・モデル・実習・評価 の4分割方式です。
今回のような二日間の長丁場から30分の短いものでも、
この四分割方式をこれから実行しようと思います。
もっと早く気づいていれば講師として生徒に迷惑をかけずにすんだのですが、
「自分が教えたい、しゃべりたい」という欲望が邪魔をして、
気づくのが遅かったようです。

もっと感心したのは、主催者側が、
参加者を専門分野ごとにABC・・とグループに分けて座らせたことです。
それぞれのグループディスカッションの報告の特徴が出ていて、
他のグループの人にも大変参考になりました。

●ちょっと変わることがむつかしい

河合隼雄先生の本を読んでいたら、
「人間は大きく変わることはできるがちょっと変わるのは難しい」
と書いてあり、考えさせられました。
「人間が180度変わるのは大したことありません。
180度というのはわりあい変わりやすいんです。
よく人はパッと180度変わります。
それで、ちょっとしたらパッと元へ返りますからね(笑)・・河合先生」
なるほど・・・
「あんまり変わらない」と言っていますけれど、
その「ちょっと変わる」ということがどんなに偉大なことか。
やはり、人間がちょっとでも変わるというのは、すごいことなんです。・・
人間がちょっと変わろうと思うと、周囲が変わっていかなくちゃならない。
そうすると、ある子が変わるためにお父さんが変わる、お母さんが変わる、
あるいは学校も変わる、親戚の人まで変わるというか、
いろんなことが起こってきます。」・・・河合先生」

これは「1人の人を助けて社会は良くなるのか」という
焦りにも答えてくれています。
目の前の人がちょっと変わる手助けをするこが
世の中を良くすることにもなるんだと。
あるいは自分がちょっと変わることで、
組織が変わることはありうるとおしゃっているわけです。

●コミュニティバスの名称

家の近所は小型のコミュニティバスが走り回っていますが、
武蔵野市の「ムーバス」や杉並の「すぎ丸」中野区の「なかのん」
など、可愛かったり悪くないねと話していて、帰ってネットで、
調べたら後の区や市は、名称のつけ方がおざなりでした。

はるかぜ りんりん号  さくら たまちゃんバス くにっこ
しおかぜ 新宿WEバス ハチ公バス めぐりん くるりんバス
やまびこ まちっこ他・・・・

港区の「ちぃばす」は場所柄、チイママを連想してしまいました。


●類似社名

 本日、事務所の前に引っ越しのトラックが止まっていて、
トラックの腹に、ハート引っ越しセンターとかいてありました。
アートと完全な類似だと思いますが、
平成4年(1992年)4月1日より商標法の、国際分類を導入で、
「サービスマーク登録制度の導入」が施工されたときに、
既存名称として一緒に登録したのかもしれません。

●学者という生き方

 近くのコーヒーショップで朝食していたら、
隣の席でビジネススーツの男女4人が打合せしていました。
「ワークライフバランス」という用語が出たので耳がダンボになりした。
どうも地方で講演する先生を囲んでの打ち合わせで、
大きなキャリーを横に置いているので地元から事前打ち合わせに来た感じ。
「キャリア」に関する大きな講演は、
新幹線で4時間ばかりの地方で行われるようです。
先生は西荻在住のよほど大先生なのでしょう。
主催者3人は50歳代の男女で先生は柱のかげで見ません。

 3人が帰って先生が1人席に移動した時に顔が見えたのですが、
なんと40代前半の坊ちゃん顔。
3人のサラリーマンが自分の仕事と家庭の事情を開示して、
先生も自己開示していましたが、
経験に負けず劣らず、学問の力って大きいんですね


●軽自動車のキャンピングカー

 軽自動車を改造したキャンピングカーが人気だと日経に出ていました。
欲しいです。
従来のキャンピングカーは800万円ぐらいしたのが、
軽自動車だと2〜300万円。
二段ベットですが二人がゆっくり眠れて冷蔵庫や電子レンジも付けられるそうです。
写真で見たけど結構広い。
さすがに風呂とトイレはないけど「道の駅」があるから大丈夫とのこと。

●主婦の幸せ

 日本人で最も幸せなのは60過ぎた専業主婦だそうです(日経5-28)
アンケートとらなくてもそうだろうと思っていました。
男も年代別で見ると女性ほどではないけど一番幸せのランクです。
一番幸せじゃないと感じているのは男女とも20代。
これは悪い事じゃないかもしれません。
私の20代は将来に対する期待と不安が入り交じって、
幸福感を感じる余裕なんてなかったですから。
しかし後で考えるとあの頃は良かったとなるのですが。

●人材サービス各社、シニア活用 経験や人脈生かす 日経5/28

 技術伝承へ講師育成、人脈生かし人材獲得という記事が出ていました。
つまりシニアを先生にしてノウハウと人脈をしぼりとろうという戦略、
まだまだ絞りがいがあるということでシニアとしてはありがたいことです。
中年期の発達課題は「世代性」で後輩に技術を伝承してゆくのも含まれるので、
シニアも満足するはずです。
誰も教えてくれとてくれないと、
「俺の若いときはこうしたああした」と自慢して嫌われたけど、
「講師として講義してくれ」とプロブラムを設定されることで自尊心も満足されて、
自分の技術が無駄にならないということで、
単なる自慢話でおわることなくお互いに良いと思います。
若い人の新しい技術のヒントになればいいので、
未来技術を一緒に考えて行くことが大切だと思います。

●病院の待合室

 先週、慈恵医大に目の定期検診で今回は、
ランチ前に終了してかえることができました。
12名ぐらいの先生方の診察室の前の廊下にずらっと並んで座っています。
眼科だから本を読む人も少なく皆黙ってうつむいて暗ーい雰囲気です。
なんとかならないもんだろうかと以前のデジャで書きましたが、
とうとう誰かが始めました。

「病院待ち時間たのしく」(日経5.28)
水戸赤十字病院の待合室で「寄り道講座」風景の写真が載っていました、
待合室で健康に関する講義をするわけです。
講義するのは病院の看護師、下検査技師、栄養士などで、
内容はもちろん健康に関する豆知識。
そのうち看護師や心理士が漫才や落語を覚えて、
あるいは近所の大学から落研の学生を呼んできて、
落語をやらせたら薬以上の効果があるかも知れません。
問題は講義を聞きたくない人を隔離する別の部屋がいるということですが。

別の工夫
これもレストランはとっくにやっている方法ですが、
病院の外で時間をつぶしていも携帯メールで知らせてくれるサービスです。
大病院のそばにたくさんの薬局が並んでいますが、
これからはスタバやドトールやショッピングセンターができて、
病院周辺の雰囲気も変わると思います。
あんがい高級ブランド店などできると、
健康の限界を知った人が「前から欲しかったからこの際買っちゃえ」と、
飛ぶように売れるかも知れません。

 病院が工夫して病気以外の苦痛もやわれげてくれることは大歓迎です。
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