もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■■■■■■デザインジャーナル339号
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■■■■■■■■■■2014年8月12日(火)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0・・・・・・まくらのみ

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■  ■   まくらのみ
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●また車が水没&廃車・・・とほほほほほ

 先日の集中豪雨で自宅が床下浸水で車がオジャンになりました。
これで2度目の水没&廃車でです。
ノー天気に新宿で飲んでオフィスにもどってきたら、
自宅から「車が水に浸かってライトが付いたまま」という電話で。
7年前の水没&廃車と全く同じで頭の中が真っ白になりました。

 前回は新車を買って1週間目でしたが、今度は7年目でした。
車のコンディションは順調で、セールスから「そろそろ新車を」と電話がきても、
「デザインが気に入っているから、このクルマを乗りつぶすつもりだ」
「モデルチェンジしてもむしろデザインを悪くしている」
と宣言していたのでショックです。
 保険金は7年目の車の査定に準じるから前回の3分の1しかでない。
仕方がないのでそれを元手に小型車を買うことにしました。

禍福はあざなえる縄のごとし(状況のリフレーム)
小型でも安全がついてくる

 新型から小型車にもレーダー制御がつきました。
高速運転中に具合が悪くなって気絶しても(最悪の状態)
車線は超えずに前の車との車間距離を保ってくれ、
前の車といっしょに止ってくれます。

 のろのろ渋滞でも大丈夫です。
実際にセールスの人がやって見せてくれましたが、
レバーをチョンとやると前の車に付いていき、距離を置いて自動で止まります。
「でもこれはかえって眠くなるから良くない」とケチをつけましたが、
ボタンひとつで並列駐車、縦列駐車を自動でやってくれる、
いきなり人や車が飛び出したら止ってくれるなど、
まるでトランスフォーマーです。

・・と買う前から人に自慢していたら、
「気絶した場合、赤信号で止まってくれるのか?」と聞かれました。
うっそれは・・と言葉につまりましたが、聞いた人は78歳だから、
そこまでならすぐにでも買われるかもしれません。

デザインもOKレベル

 新デザインは微妙な凹凸がつけてあり小型車の弱点をカバーしています。
カタログの写真は広角レンズで撮っているので大型車と全くかわりません。
しかし実物を上から見るとやはり小型車です。
燃費はいいのでエコ減税がつくそうです。

 しかしロボットカーはコンピュター制御で、ますます水に弱いはずだから、
家の駐車場を高くする工事をしなければなりません。
杉並区役所は早く対策をとって欲しいです。

●町中がサウナ風呂

 アメリカから日本に長期滞在で来た夫婦の夫が、
具合が悪くなって病院に担ぎ込まれました。
2度目の長期滞在だから夏の厳しさはわかっているはずですが、
一年を通して比較的穏やかなテキサスからいきなり「日本の夏」はきついでしょう。
テキサスでもカリフォルニアでもイタリアでも温度は上がるけど、
湿度がなくカラッとしているので日陰は快適です。

 でも日本で育った私は、長く住むと干上がる感じがしてしまいます。
子供の時からの湿気の影響は身体と心に大きな影響を与えていると思います。
山や寺院の苔を見るととても落ち着きます。
歌謡曲のうだうだした煮え切らない湿っぽさも湿気のせいでしょう。

 とはいってもクーラーからふき出す湿気のない冷気は気持ち良いです。
毎日、家に帰って自室のクーラーを入れて、
メロンを1分間吹き出し口にかざしてあげると気持ち良さそうです。
あと何週間か、日本のじめじめした湿気を味わいましょう。

●金貸しのファクシミリ攻勢

 「最近金融業者から、融資の広告がファクシミリできて困ってるんだよね」
とテニス倶楽部で誰かが言ったら、まわりの皆そうだそうだと言いました。
私のところにもしょっちゅう来て困っています。
着信拒否できるはずですがめんどうだからほっています。

 会社やっている人は「500万円すぐにご用立てします」
という文面についふらふらと電話してしまうのでしょう。
会社経営者にとって一番甘くて一番危険なファクシミリです。

●楽観主義

 わがREBT=認知感情行動療法の目標は「楽観主義」です。
創始者のエリス博士の「長期展望を持った快楽主義」と同じ内容です。
よく「くよくよ考えないで楽しく生きよう」と言いますが、
REBTの場合、論理的にしっかり考えれば楽観主義に至るというものです。

 楽観主義の反対は悲観主義(ペシミズム)でこちらの方が圧倒的に多いです。
悲観主義の人はなんでもかんでも悪い方に先取りして不安を口にします。
こちらが慰めようと「こういうことも考えられますよ」とポジティブに返しても、
その倍ぐらいの量の悲観的な「証拠」が戻ってきます。

 悲観主義はいつか死行く生物としての自然な感情で、
楽観主義は教養や文化や宗教で獲得するものかもしれません。


我々は「不安や恐怖」を遺伝子に抱えている

 我々の遺伝子には恐怖が組みこまれています。
700万年前くらい前にヒト(人類)が出現して、
火を使い始めたのが50万年前(北京原人の遺跡)です。
だから650万年間は動物のように、夜は洞穴でびくびくしながら生活していたのです。
びくびくの才能がある種族が生き延びて、勇気のある種族は猛獣に食われて滅びた。

 縄文時代が12000年前から2500年前までたった1万年間で、
キリストが出現してたった2014年ですから、
びくびくの650万年間がいかに長いかというのがわかります。

我々は「不安や恐怖」を親をとおして吹き込まれている

 乳幼児期は親の保護なしでは生きられません。
母親は子供を対して常に注意を払って護っているわけです。
特に都会は車や電車があるので「ほらほらそっちはあぶいよ」と、
手をつないでもらってやっと生きていけます。
母親の心配(恐怖)と護るということがかみ合っているわけです。

 ところが母親は子供が10歳になっても切り換えられず、
結果として恐怖で子供を縛り続けることになるんですね。
そのために反抗期があるのですが、それをさせてもらえない子供もいます。
よく、親は子供を「怖れで育てるか、愛で育てるか」と言いますが、
そういったことを言っているのでしょう。

我々は「不安や恐怖」を乳児期で体験している

 赤ちゃんの時にほっとかれるのもよくありません。
泣いても叫んでもおっぱい(ミルク)が貰えないことで「基本的信頼」ができず、
「基本的不信感」「基底不安」が身に付きます。
そして「この世は悪いことだらけだ。ほっとくと人は自分に害を為す」という基本的不信感ができます。
あるいは「ろくなことしか起きない、この世界はむなしい」という空虚感です。
極端で決定的なダメージを受けることをバリントが「基底欠陥」と呼んでいます。

 我々は適当にほっとかれ適当に保護されといった中間でそだちました。
それほど偉人の親でもないし極悪人の親でもないわけだから、
多かれ少なかれ親の良い影響といっしょに悪い影響も受けているわけです。

悲観主義から楽観主義にかわるには

 楽観主義のボスの下で働くと春風がふいてチャレンジが増え生産性もあがります。
悲観主義のボスの下は暗くなり減点主義になり保守的になり窮屈で働き辛いものです。
楽観主義の方がまわりも幸せにして自分も長生きできるのではないでしょうか?

ではどうしたら楽観主義に変えていけるのでしょうか?

 上記の、自分はにちにち悲観をベースに持っている事を知る。
そしてその悲観を楽観に人生哲学を学びながらリフレーミングしてゆくことです。
「人間死亡率100%」のリフレームは「いま・ここ」で安全に生きているし、
何をするか自分で決めて、楽しむこともでできます。
山登りに備えて多少辛くてもランニングをするとか、
資格取るために苦手な勉強するとか、
先の楽しみのために準備や努力をすることも自分で選んできます。
つまりその「仕込み段階」から楽しみの中に組み込めばいいのです。

 そうすればオセロゲームのように黒がばたばたと白に変化して、
白っぽい盤面になります。
「修正された楽観主義」が身について行くというのは
そういうイメージなのかもしれません。

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