もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■■■■■■週刊
■■■■■■■■■■デザインジャーナル347号
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■■■■■■■■■■2015年6月26 日(月)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0 ・・・・・・まくらのみ  

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■  ■   
■  ■   まくら
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えらく間が空いてしまいました。
皆さんお変わりありませんか?
私の方はいろいろありました。
心理仲間の急死。
アメリカ・サンフランシスコ旅行。
沖縄と石垣島旅行。
和歌山旅行などなどなど。
下書き原稿はたくさんあるのですが、
忘れられ防止のためにとにかく軽く書いて出します。
どうもこの何ヶ月間はネタを仕入れる時期だったようです。

●アイウォッチをはめて一ヶ月

 4月にアメリカのアップル本社を見学したことで刺激されて、
銀座アップルでアイウォチを注文したら5月中にきました。
アメリカのテレビニュースでは6月くらいと言っていたのに早めは良い事です。
アイウォッチを一言で言うとiPhoneの子機というところですが、
今はおもちゃでしょっちゅういじっています。
意外と使うのが時計の文字盤を変えるやつ。
多少デザインをいじったりすることができますので気分で盤面を変えられます。
仕事に追われている日は数字が全部ついているもの。
休みの日には何もないただ針だけのもの。(美しさがアートです)
色も変えられるので夜はパープル朝はブルーにすれば気分も変わる。
ミッキー時計もあるのですがさすがデジタルで、腰と靴が動いていて、
それに針の方向で顔と身体の向きを変えます。
しかしミッキーの動きに気を取られて、先日病院の定期検診のアポにおくれてしまい、
看護師から軽く注意されました。

 買って一週間は「これみてみて」をやりましたがさすがに飽きて、
だまっていますが、「あれ?それって?」と気付く人も多いです。
宣伝の力ですね。
見た人全員が「初めて見た」と言うのでそれほど売れてないのかな?
一番期待していたのが、お互いの心臓の鼓動とタッピングの交換ですが、まだ誰とも。

●アメリカ旅行から考えた事1
「住んだ土地に根が生える」

 「アメリカに永住する」と27歳でアメリカに渡り、
学校出て就職したものの、6年で言葉の壁=文化の壁で見切りをつけて帰国しましたが、
「いつかまたチャンスがあれば」と心のどこかにありました。
しかし今度の10日間の旅行で、東京に根が生えているのを実感して帰りました。

 30過ぎて東京にはじめてきた時はまったく東京を知らなくて、
帰りにアメリカで出会った清水さんに『東京のどこに住んだいいですか?」と聞いたら、
紙に丸をかいて真ん中に線を通して「ここにあなたが勤める会社の四谷があります。
そしてここが西荻です、僕のマンションが空いているからそこに住みますか?」と、
それ以来、西荻窪以外に住んだ事がなく、そこに根が生えてしまいました。

 サンフランシスコのホテルのテレビで、
ウクライナかどこか紛争中の国のドキュメント番組をやっていました。
その町は砲弾が飛び交って危ないというので、住民が避難しています。
避難する子どもと孫たちは「お爺ちゃん一生にいっしょに逃げようよ」『いやわしはここに残る」と、
かみ合わなくて、涙の別れというストーリーでした。
以前なら「そんな砲弾が飛び交う土地なんだからさっさと逃げて、安全になったらまた戻ってくればいいじゃないか」
と考えますが、その時は少しわかる気がしました。

 年寄りは住んだ場所に根が生えてしまってその場を離れられないのだと思います。
木を植え替える時は、根っこにたくさん泥をつけたまま移しますよね。
そうしないと枯れてしまうからです。
その泥が、永年使った家具だったり、家族だったりするのでしょうが、
戦争難民だから家具は持っていけない、家族は思想の違いでロシアとヨーロッパに別れ別れに散らばってしまうじゃ、
移植しても自分はすぐ枯れてしまうと知っているのかなと思います
アイデンティティ論で、移住する場合の心の不安定さを「根こぎ感」(rootless) と言いますが、
過去-現在-未来の連動性は、命を張ってでも守りたい生存要求なのでしょう。
・・・といったことを、このたびのたった10日間の旅で実感したという話です。
続きはまた。
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