もどる 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp)
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■■■■■「デジャ」
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■■■■■■■■■■2015年12月24 日(木)発行
■■■■■■進む原田
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目次
0 ・・・・・・まくらのみ  

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■  ■   まくら
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メリークリスマス!
前回10月7日(日)発行から2ヶ月以上も経ってしまいました。

●ゴットマン比率

 もっと早く知っていれば・・・・
ネガティブなこととポジティブなことを言う比率がある一定を超えると、
人間関係が壊れやすいという、ゴットマン博士の理論です。
この比率を「ゴットマン比率」と呼びますが、当然2人の関係性によって変わってきます。
(1)親子だと、ポジティブな言葉3:ネガティブな言葉1
(2)上司と部下だと、ポジティブな言葉4:ネガティブな言葉1
(3)夫婦や恋人だと、ポジティブな言葉5:ネガティブな言葉1
(4)友人だと、ポジティブな言葉8:ネガティブな言葉1
(5)スポーツクラブのコーチと教え子だと、ポジティブな言葉10:ネガティブな言葉1
(6)お店の従業員と客だと、ポジティブな言葉20:ネガティブな言葉1

夫婦や恋人だと、ポジティブな言葉5:ネガティブな言葉1と言いますが、
一回でもネガティブなことを言ったら関係は壊れそうです。
しかしそもそもポジティブな言葉(褒めたり感謝したり)を口に出して言ってないので、
実験してみなければわかりません。
普段から相手の長所を見つけて誉める、感謝の気持ちを伝えるなど、
ポジティブなコミュニケーションのポイントをためておけば、
口が滑ってネガティブなことをいっても勘弁してくれるってことでしょうね。
上司と部下なら4:1というのは参考になります。
それだけ日本の上司は部下を褒めているのでしょうか?


●バラエティー番組のコメンテーターの群像化

 朝のバラエティー番組を何気なく見てたら、女性サッカー選手の引退と、
小学4年の女の子が振り込め詐欺を未然に防いだというニュースをやっていました。
それはそれでいいのですがなんとコメンテーターが横に7人ずらっと並んでいます。
それぞれの出来事にコメントするのは1人か2人なのですが、あまりに平和な光景でした。
コメント内容を聴いていると、大多数の視聴者が持つであろう感想を、
さも自分の意見として代弁しているに過ぎないのがわかります。
本当のコメントだったら、「この件に関してはAとも取れるしBという意見もでるだろうし、Cもありうる、
その中で私は少数意見かも知れないけどBの立場をとりたい。」というのが本来の役割なのですが、
大衆が考え言いたかったことつまり単純な反応を代弁しているにすぎない。
あれを半年もやったら飽きると思うのですが・・・だから永く続かないのでしょうね。


●アメリカからの挑戦状

 日本の水道橋重工の開発した内部に人を乗せて動く巨大ロボ「クラタス」に、
アメリカの「メガボット」開発チームが「戦わせて決着をつけよう」と挑戦状を送って来たのは今年の7月。
アメリカの空母の上でやったら面白いと思いますが、
「メガボット」が負けたら国辱ネタになるのでそれはやらないでしょう。
アメリカ海軍の戦艦ミズーリ号がまだ現役だったらぜひその上でやってほしかった。
デザインははっきりいって日本の「クラタス」が数段上で洗練されています。
だから戦いにも勝つと思います。


●一卵性双生児

 昨日、犬の散歩の途中で、知り合いの家の前で立ち話していました。
昔、子供が幼稚園だったころの父兄仲間で、スキーや一緒に旅行したたことがあります。
15分ぐらいしゃべった後に、ある話題に触れたら「それは兄のほうです」と言われたびっくり。
私が話していたのは双子の片方だったのです。
テニスの話など話はかみ合っていて、声の質もマも全く同じで、全く気がつきませんでした。
2人とも60代の医者で、同じ敷地内に住んでいて、2人一緒の時に立ち話はしていたのですが気がつかなかった。
心理学で習った、一卵性だから血液型・DNA・性別すべて同じということを思い知りました。
同じ場所で育ち、職業も一緒だから、60過ぎても性格も似ているのかもしれません。

●またまたボールペンの話

 ユニーの「ジェットストリーム」の書き味に惚れ込んで、
アメリカの取材のお礼として5,000円の「ジェットストリーム」を6本買って持って行きました。
渡す時に「粘っこすぎるボールペンと、さらさらすぎるジェルインクの欠点を解決した、日本が生んだ世界の文具だ。」
と誇らしげに言ってもったいぶって渡してきました。
最近、消せるボールペン、パイロットの「フリクソン」を使い始めました。
はっきり言って特に0.5以下は書き心地は悪いです。
水っぽいジェルインクで、針で引っ掻いたような、気持ちの悪い書き味です。
ところが・・・消せる。
鉛筆は削りカスが大量に出ますが、全くないというのは初めて味わう感覚です。
消した後これまでの習慣でつい指で紙の上を払ってしまうのですが全く必要ありません。
以前過去問に鉛筆でマーキングをした後、再度使うために一冊丸ごと消したことがあるのですが、
机の上が消しゴムの削りカスだらけになりました。
先日友人が文具屋さんと話した時に、
「今売れているペンは“ジェットストリーム”と“フリクソン”だけだ」と言っていたそうです。
「フリクソン」の書き味さえ良くなれば日本が生んだ世界の文具の王者になれるはずです。

●鯨は立って寝る

 いつも冗談ばかり言う友人が「鯨って立ったまま寝るんだよね」と言いました。
その場にいた3人とも誰も信用しませんでした。
そこで見せてくれたスマホの証拠写真。
本当に何頭もの鯨が水中で立ったまま眠っていました。
なんで今まで聞いたことなかったんだろうと、そちらのほうが不思議です。

●6人に1人が貧困児童

 ラジオの放送大学で「日本は6人に1人が貧困児童だ」というので、
聞き違いだと思って帰って調べたら本当でした。
NHKの特報首都圏「チャイルド・プア 〜急増 苦しむ子どもたち〜」(2012年10月19日放送)
敗戦直後の日本は全員が貧困児童だったと思いますが今や世界3位の経済国日本です。
いつの間にかそういうことになっていたとは!

●地球重力カットシート

 先日TOYOTA自動車が空飛ぶ自動車を特許申請をしたと書きましたが、
羽根を何枚もつけて浮力を持たせるものです。
私のアイデアは地球重力カットシート。
例えば車の底に貼ると地球の重力がカットでき宙に浮く仕組み。
バックトゥザフューチャーの映画の中でデロリアンだけではなく列車も空を飛んでいましたが、
船もビルもどんな大きなものも空を飛ばすことができます。
重力を100パーセントカットしてしまうと宇宙まで飛んで言ってしまうので、
20 21 22 と細かく刻んだカットシートを売ることになるでしょう。

●美術館の撮影禁止

 倉敷の大原原美術館に行って気が付いたのですが、
外国の美術館は撮影を禁止していないのに、
どうして日本の美術館はどこも撮影禁止なのでしょうか。
近くにある、観光案内所の絵地図の横にも、
撮影禁止とあったのにはびっくりしました。
なにかケチくさい感じがします

●写真のデーター

 写真のコンテストなどで写真の下にやたらとデーターを入れているのですが、
アレが何を意味するのか分かりません。
写真の下にタイトルがあって、つぎに、
FUJUFILM X-E1 +XF18-56mm F2.8-4R LM OIS C-PLfilterみたいな符号が続きます。
カメラな何でどのレンズでどの露出で撮ろうと写真の芸術性とは関係はずですが、
このデーターを入れないと写真公募にも出せなくなっています。
例えば写真の名作、ロバートキャパとかユージンスミスの写真の下にこんなデーターはついていません。
例えばレンブラントはどこどこの絵の具と、どこどこ製のキャンバスを使っているか、誰も気にしません。
写真の芸術性が認められ定着して行くとデーターも消えていくと思うのですが。

●ボージョレヌーボーのキャッチコピー

 2015年が「今世紀で最高の出来」だそうです。

1998年が「10年に1度の当たり年」
2001年が「ここ10年で最高」
2002年が「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
2003年が「100年に1度の出来、近年にない良い出来」
2009年が「50年に1度の出来栄え」
2014が「2009年の50年に1度のできを超える味わい」
つまり毎年が最高のできだってことです。
どうしてこうも当たり年が続くのでしょうか。
それは若いワインだからです。
つまり会社に入ってくる新人は皆やる気のある希望に燃えた若者に見えるのと同じで、
ワインも若いうちは良く出来たように感じるのでしょう。
これから何十年も寝かせるうちに真価がでてきて良くも悪くも育つわけで、
ボージョレヌーボーの評価には、若いからゆるそうという面が多いに含まれていると思います。
例外として一年だけ不作の年がありました。
2012年の「ボジョレー史上最悪の不作」・・・よほど悪かったんでしょうね。
実はこの年のボジョレーが我が家に偶然にとってあります。
この話をオフィス一階のレストランに話したら、ぜひ皆で味わおうということになっています。

●男女格差が世界で105位

「世界ジェンダー・ギャップ指数」〈対象 135カ国〉
世界経済フォーラム(World Economic Forum)は経済フォーラム調べ。
で日本は105位というのが驚きです。
日本の女性は、活躍してると思うのですが、世界的にまだまだなんですね

1位 アイスランド  2位 フィンランド  3位 ノルウェイ  4位 スウェーデンの北欧勢
に続き5位 フィリピンが意外

新聞の別の記事で、最近の日本女性の教育程度は世界でも高いので、
これを活用したら6兆円経済効果が出る(電通総研7月)と出ていましたが、
そういった意味ではまだまだ伸びシロがあるということです
日本の女性に期待したい。

●北の湖

私のデザインの師匠のお嬢さんが、先日亡くなった北の湖との思い出を書いてくれました。
お嬢さんは口はきついけど性根はやさしい生粋の博多っ子で、文句から仲よくなるのが博多流。
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 その昔、福岡市南区井尻の、小さな飲み屋で、横綱「北の湖」の隣に座りました。
九州場所で、南区のお寺さんに滞在してて、
床山さんと二人で私の行きつけの飲み屋に来ていました。
その横綱「北の湖」に「あなた、同じ28年生まれやから応援してるよ。
でもそんなにスジばっかり一人で食べたら他のお客さんの迷惑やろが」と、イケンした思い出もあります。
だって、おでんのスジを一人で20本もペロッと食ていたので。
その後、私の小さな手帳にサインしてもらい、
翌朝には、お寺さんまで出向き、大関北天佑との”ぶつかり稽古”を見学しました。
部屋は「三保が関」で 親方は、あの歌の上手い元・増位山でした。
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●新しい形の寄付集めです

 昔の仕事仲間の○○さんからメールで寄付を頼んでこられました。
新しい形の寄付集めです。
どこが新しいか?
ネットを使って不特定多数に訴えています。
日本で最初の、そして最大のクラウドファンディングサービスだそうです。
クラウドファンディングとは、群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)
という言葉を組み合わせた造語です。
インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みです。
ファンディングというのは寄附集め活動でアメリカのボランティア団体の中心活動に位置づけられ、
毎月ファンディング会議を開いていました。

 このネットによる寄附集めシステムはレディーフォーというところがやっていて
2011年3月のオープンから3200件以上のプロジェクトの資金調達を行い、
日本最多の10.7万人から16億円以上の支援金を集めだんだそうです。
 例えば○○さんの場合は「災害に強い防災服」を研究しいていて試作を作っていますので、
防災研究が大義名分でそれに寄付してくれたら、その防災服をプレゼントするという仕組みです。
目標額を100万と決めたら、100万円分の申し出が集って後に、お金をいただく仕組みだそうで

●渋谷で認定カップル第1号 同性カップルに「パートナー証明書」

 喜びながら役所から出てくる女性2人の写真が載っていました
2人ともすてきな笑顔です。
渋谷区は今や40年前のサンフランシスコ的な立場で、いずれ日本全国に拡がるでしょう。
「LGBT(レズビアン、ゲイ、両性愛者、トランスジェンダーの略)」と呼ばれる性的マイノリティーが、
例えば、同性のパートナーでも死亡保険金を受け取れるようにするCライフネット生命保険)
携帯電話などの家族向け割引を適用する(KDDI(au))など、
普通に生活できるようにする取り組みが日本でも始まったわけです。

 私のカリフォルニア臨床心理大学院はダイバーシティがメインテーマでしたので、
民俗的少数者、性的少数者に対する違和感を少なくしようという教育方針でした。
アメリカが白人と黒人と原住民と移民との間の違和感をなくさせようとする教育方針が出発点でしょう。
日本人は学習能力が高いので世界の動きについていけるわけですえね

差別や違和感がなくすのは教育しかない。
知るとだんだんとなじんで違和感がなくなります。
大学院のグループ研究で私はセックスマイノリティつまり、
「LGBT(レズビアン、ゲイ、両性愛者、トランスジェンダーの略)」の研究チームに割り当てられました。
最初の会合で他の仲間はゲイやレスビアンに関する単語を何の違和感もなく会話にはさんで話します。
最初は私以外は皆そうなのかなと疑ってしまいました。
しかし私が知らなかっただけでした。

 半年間ゲイやレスビアンに関する映画を観たり調べたりするうちにだんだんと普通の事になってきたのです。
印象に残っているのは金八先生のなかで性同一性障害の生徒がでてきますが、
そのすさまじさに圧倒されました。
私の本棚にその関係の本が10冊ぐらい並んだので娘がひそかに心配したそうです。
いま私は彼らに出会っても普通に接することができると思います。
知ること、慣れること、つまり教育が、差別をなくすのだと知りました.

●国産ジェット旅客機「MRJ」が初飛行 (2015/11/11 18:00)

 うれしいですね。
とうとう日本が大型ジェット機を作って売り出す。
もともと高い技術を持っていたのに、
先の大戦の敗戦で、戦勝国に飛行機作りを封印されていたのを、苦労して取りもどしつつある。
これから世界に追いつくのは時間の問題でしょう。
「MRJ」デザインは悪くありません。

 1965年(昭和40年)に戦後初のYS-11ガ飛びましたが、
プロペラ機というのがちょっと気に入りませんでした。
その後ホンダが小型ジェット機を作ると言いだしてホンダのイメージはあがりました。
ホンダのジェット機は羽根の上にジェットエンジンを付けることで、
部屋を広くとれる画期的な構造だそうですが、
デザインは他社の動体に付いている方がバランスが良い。
しかし「人の真似しないで、独自なものを作るぞ」というホンダの姿勢は見上げたものです。

 日本のロケットの性能面とコスト面で追いつきかけてきていたのに、
アメリカの宇宙開発企業スペースXが、ロケットを再利用できる「ファルコン9」を、
成功させました。(12月22日)
一度飛ばしたロケットを直立状態で無事に着陸させるなんて難しそうですがそれをやってのけた。
なんと100分の一のコストで宇宙に衛星を上げることができるということで、
またまた大きく水をあけられてしまいそうです。

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