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目次 0 ・・・・・・年末の「まくら」盛りだくさん ===================================================================== ■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ まくら ■ ■ ■ ■ ■■ ●うまい!座布団一枚コピー。 「紅白(あかしろ)じゃねえ、白黒(しろくろ)つけるんだ。」 「Dynamite!!12・31」大晦日よる7時のTBSの プロレスのポスターのコピーです。 ●いつ出るかわからない 秋葉原のヨドバシカメラに行ったついでに、 「キングジムのポメラあますか?」と聞いてみたら 「売り切れていて何時出るかわからない」と言われました。 本当にこれから量産体制に入るみたいです ●ネットブック acer(エイサー)の「ネットブック世界シェアNo.1!」の広告が19日の日経に出ていました。 機能を絞った5万円パソコンを「ネットブック」とネーミングして、 「その分野で世界No.1!」とはものも言いよう、うまい言い方です。 最初acer(エイサー)のロゴをみて変なロゴだなと見ていましたが 見慣れたせいかだんだん変じゃなくなりました。 デザインのコンセプトはゴチック文字の中でeだけが明朝文字で そのコントラストが売りです。 しかし、ac rのゴチックが縦横比率の中途半端なゴチックで コントラスト、コンセプトが生かされていません。 ブランドロゴも勝てば官軍というところがありますから だんだんと洗練されてくることでしょう。 ac rを正統のゴチック文字にすれば 柔らかなeの明朝体とのコントラストが際立ってシャキッとします。 ●日本製の全てのパソコンが一律4万円引き 新宿東口のヨドバシカメラのパソコン売り場をのぞいたら、 片隅に何台か置いてあった「ネットブック」が いつの間にか幅を利かせて全体の三分の一まで侵食してしていました。 驚いたのは20万円する日本製のパソコン全てに 「この値段(ヨドバシ値段)から4万円値引きします」のPOPが立っていて、 「安物は作らん」と気取っていた日本のメーカーの慌てたて様子が伝わってきます。 こういった時世ですから考えを変えて2〜3万の「ネットブック」を出して欲しいです。 ●個性が光る益川敏英(京都産業大)教授 前回、個性的なノーベル賞授賞者を書きましたが やはり個性の一番はこの益川先生じゃないでしょうかね。 15日ストックホルムから帰国の際の空港インタビューで(12.15日経) 「メダルは穴でも掘って埋めておきます」(うちのメロンみたいな方です) 「体調が悪いかどうかわからないほど、悪い」(初の海外旅行で風邪をひいて) 「地位利用かもしれないが、平和について同じこと言っても、 今までより聞いてもらえるようになった」(現地で折に触れて戦争体験や平和について語った) 「現地でコロコロひっぱるものを一つ買い、詰めて帰ってきた」 (600個もお土産に買い込んだメダルチョコを運ぶためのキャリーバックのこと) 「上品ななお招きでした」(全体の感想) 「どうしてこの年になって勉強しないといけないの」 (日本語スピーチだったので、今後英語を勉強するつもりはあるか聞かれて) 「もう一度、夏に白夜を見に行ってみたい」・・・ 「女房に何か言われたら困るから、取り消しておこう」 ●また別の画期的発明! また京都ですよ。 新発見は、京都大学の西田栄介教授らが老化関連の遺伝子発見(12.15日経) 「人間に応用できる可能性が高い、寿命が延びる つまり老化を防ぐ遺伝子を見つけた!」というものです。 30年後のノーベル賞? どういうふうに発見したかというと、 一生のサイクルが極端に短い線虫に餌を自由に食べさせると 平均20日ほどで死ぬが、 餌を毎日ではなく2日おきに与えてあえて飢餓状態をつくると、 寿命が寿命が約50%延び約30日間生きた。 伸びた線虫から長生きする鍵とみられる遺伝子が見つかった。 その遺伝子は人間にもあるからそこを扱えば長生きできる? というものです。 これまでの線虫やマウスなどを使った実験では、 カロリーを制限すると老化が遅れ、寿命が延びることが知られていたそうです。 粗食のほうが長生きできるということですね。 ●レッドクリフ レッドクリフってカッコ良い名称だけどなんだろうと思ってたら、 赤壁の戦いの「赤い壁」のことだったんですね 三国志ファンとしては絶対に見なければならないと観てきました。 いやー面白かった! 戦争場面で、将軍達が一人一人出て戦うもんだろうか疑問持ちながらも 手に汗握る活劇映画で中国演舞を観ているようです。 それと同盟軍の将軍と軍師の孔明が琴の合奏するのですがまるでモダンジャズ。 しかし問題は「さあこれから本戦の幕が切って落とされる」という所で終ること。 来年春ごろ公開の第二部に続くと字幕が出て映画が終わった時は、 「えーなんだよそれはないよ」と心の中で叫んでしまいました。 後でよく見たらパート1となっていたから文句は言えないが納得できない気持ち。 ●必ず救い出す 新宿を車で走っていたら目の前を白いトラックが横切りました。 最近増えてきた内照式の看板大型トラックで 「必ず救い出す」との文字が大きく描かれていて 12人の顔写真があったのでデザインから、 てっきり映画の宣伝だと思いました。 よく見たら拉致問題へのアピールでした。 12人の顔写真未帰国の政府認定拉致被害者でした。 ●明治神宮の銀杏並木 明治神宮の中を毎週車で通ります。 「銀杏の葉っぱが雪のようにはらはらと連続して落ちる 最高の瞬間は11月の終わりごろでしたが すっかり落ちて、木々は裸になったけど、 その下はふかふかの黄色の絨毯ができて綺麗です。」 という原稿を書いていてそのまま時間が経過して 落ち葉の絨毯が踏み荒されて黄土色に変わり 掃き清められて・・・というプロセスを見続けることになりました。 ●手帳の季節がめぐってきた これもちょっと遅めの話題 本屋さんや文具事務店で手帳の季節になりました。 来年の手帳もう買われましたか? 毎年、年末は手帳探しが楽しみで、 去年も今年も一冊買った後に別のが欲しくなって2冊買ってしまいました。 それにしても一世を風靡したシステム手帳は少なくなりました。 ●故城山三郎さんの手帳発見 昨年3月に79歳で亡くなった「落日燃ゆ」『男子の本懐』の城山三郎さんの、 98年から06年までの手帳9冊が遺品の中から発見されました(12.18読売) 作家だからそこら辺の手帳とは違い、日記代わり創作メモ代わりです。 表紙には金で「文化手帳」と書いてあります。 文人が持つ一種の専門業界手帳のなのでしょう。 NHKニュースで内容を紹介していましたが、 「久しぶりに夢でママに逢(あ)う」 「相変らず日に何度も『ママ!……』と話しかけている」 「毎日のように雨、雨、雨。容子の死を悲しむように」という、 先に亡くなった妻への思いと、 「毎日が失せ物、毎日が物探し」「何というこの無力感。体のけだるさ」 「足よろめき 体調不良」といった自分の老化を嘆くものです。 しかし、死の3か月前には、 「もう、これからは楽しく、楽に、を最優先。他はまァええじゃないか」 と嘆きボヤキの末の悟りの心境を書いています。 ●500円で健康診断 NHK「おはよう日本」(12.16)で500円で健康診断ができる 店舗をが人気だと話していました。 考えて実行した人は看護士のようです。 声が若かったのでwebで見てみたらほんとうに若い人でした。 “ちょっと立ち寄り、ちゃんと健康”をコンセプトで 指から1分で血をとってその場で3分以内で生活習慣病関連を調べてくれます。 一項目500円だからお金と時間と機会の少ないフリーターの人も利用できます 保険証なし個人情報登録不要ですから、ワケアリ外国人も利用できるでしょう。 素晴らしい医療革命のチャレンジだと思います。 ●犬に洋服!?! 以前は、犬に洋服着せて散歩させているのを見るたびに 「犬はちゃんと自分の毛皮のコート着ているじゃないか! 暑そうで動物虐待だ。飼い主のエゴの犠牲になっている犬がかわいそう。 それになんとまあ悪趣味な。ちっとも可愛くないじゃないか」 と連れて歩いている飼い主を軽蔑していました。 それが今やこちらが軽蔑される側に。 けっこう犬も寒がりで外に出すとブルブル震えるんです。 それにいつの間にかうちのメロンちゃんも衣装持ちになってしまって、 サンタ姿の衣装など見せると散歩に連れていってもらえると大喜び。 すれちがいざま「まー可愛い」と言ってくれる人も多いので 私も間抜けな親バカになっています。迂闊に人を軽蔑できませんね。 ●マクドナルドのアルバイト募集 以前はミスタードーナツのアルバイト募集が巧みでしたが 今はマクドナルドかな? ランチシートに「マックdeバイト大辞典-4」となっていて 「ひと味ちがう?自分になれる」とうコピー マックはアルバイトじゃなくて「クルー」です クルーになると マック社員の対象の歌の世界大会に出られる 日本一のクルーの大会のチャレンジできる 将来の仕事に役立つYESプログラムを身に付けられる 「国際マンガサミット」マンガコンテストに参加できる など夢を用意して待っているわけです。 私でさえ魅力を感じてしまいます。 ●オマケがスピーカー! オマケもウィスキーにグラス、ビールにボールペンじゃもう驚きません。 今回のように500円の「DIME」にスピーカーではちょっと驚きます めずらしくひもがクロスにかかっていたので間を見たら オマケのスビー力一が中にはっていたのですぐ買い。 バッテリ不要でiPodやパソコンにつなぐとちゃんと音が出ます。 デザインもシンプルで上等です。 2008年6月にもおなじ企画をやったらしくて(デザインは今回の方が良いです) 2匹目のドジョウを狙った企画。 高額のオマケつけてペイするのかなと思って、競合の「TRENDY」600円と monoマガジン680円と比べたら半分のページ数でした。 ●悲しみの度合を増すビニール掛け 雨の日、目の前を走る霊柩車にビニールがかけてありました。 神社のような立派な作りの霊柩車です。 遺族にとっては大事なセレモニーですから、ビニール掛け見たらちょっといやでしょうね。 ビニールって何だか悲しいです。 見せたい、でも汚したくない、という葛藤が表れています。 「いまここで」の一期一会の精神とは真逆の「次があるから」の象徴だからか。 よくパチンコ屋さんの開店の花輪にビニールがかぶせてありますが だったら花輪なんかないほうがかえって良いと感じてしまいます。 昔、車を買うとフロアやシートにビ二ールでおおってあって、 はがさずにそのまま使っている人をみかけたのですが、 さすがに今はいませんね。 ●バクダン 「この寒い時にビールだけじゃちょっと」と横を見たらウィスキーがあったので 試しに混ぜて飲んだらおいしい。 そこで去年仕事で韓国ソウルで「バクダン酒」を飲んだことを思いだしました。 そうです韓国の人はウイスキーとビールを混ぜて飲むのです。 webで調べたら韓国ではバクダンを一気飲みして友情を分かち合うことを知って 「あの時は友情を示してくれたのか」と今さらながらに感謝の気持ちがわきました。 悪いものを教えてもらったものです。クセになりそう。 ●姦通罪 かんつうざい、すごい名称の法律ですね。 日本にも戦後まではあったそうですが戦争に負けてなくなりました。 韓国にはまだ姦通罪があって浮気した女性に適用されます。 テレビで女性タレントが公衆の面前で謝っていました。 やりたい放題やっていた相手の男性タレントのほうはその女性を非難している。 女性タレントだって悪いとは思ってないはずだけど社会制裁が怖いから、 謝っているという感じでした。 男女不平等法律に縛られる韓国の女性は気の毒です。 ●デザインのやりようがない商品もある 「370万円の超高級携帯電話のデザインがToo Muchで良くない」 と前回書いたところ、当のデザイナーから文句が来ました。 ・・・というのはウソです。 たとえ当のデザイナーが読んだとしても「金持ち喧嘩せずさフン」と無視されるだけでしょう あとで考えたのですが、常識の何百倍もする商品を私だって どんなデザインしていいかわからないと思います。 本当は高級品のデザインはシンプルというのが定石なのですが、 そうか、ばか高い時計のように躯体はシンプルにして宝石をはめ込めば良いんですね。 ==================================================================== 購読申込・購読中止は以下で可能です。購読は無料です。 http://www.praxcis.co.jp/deja/ ==================================================================== メールマガジン「週刊デザインジャーナル」(mag2 ID=0000014473) 発行元:プラクシス株式会社 http://www.praxcis.co.jp/ 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ 発行者:進む原田 susumu@praxcis.co.jp ==================================================================== ・・‥……………………………… (c) 2008,Susumu,Harada ……………………………‥‥・・ 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp) |