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W_e_e_k_l_y__D_e_s_i_g_n__J_o_u_r_n_a_l______________________________
目次 0 ・・・・・・まくらのみ ////////////////////////////////////////////////////////////////////////// ■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ まくら ■ ■ ■■ 毎日暑っついですねえええーーーと言っているうちに朝晩が涼しくなりました。 メグル季節はありがたいです。 ●没にした原稿 「原田さんデザイナーだよね。今度のオリンピックのシンボルどう思う?」 テニス倶楽部でも飲み屋でも聞かれ、適当に答えていたけど、 いい機会だから原稿にして出そうとしてたら、友人から電話がかかってきました。 「原田さん今話題のデザイン類似問題についてメルマガに書くつもりじゃない?」 「うん書き上げてこれから出すところ」 「絶対にやめといたほうがいいよ」 「えーっ、どうして?」 「今ネット上で非難合戦に火がついて、下手に触ると巻き込まれて火傷することになるから。 例のデザイナーをかばった他のデザイナーの作品を見つけてきて、 『お前も同じことやってんじゃん』と、もう大変な騒ぎ。 だからやめとき、絶対にやめとき。(博多弁)」 自分の専門領域だからと、張り切って書いたのに、ちょっと惜しい気がしますが、 ハマリすぎで確かにヤバイかもしれない。 皆さんも興味があるでしょうが、友人のアドバイスに従うことにします。 デザイナー同士が類似について意見を言い合う事は、 デザインの発展のために良いことだと思いますが、 非専門家が入ってくると感情的になり、 ストレスと不信感だけが残って益はないでしょう。 ・・・そういえば昔なんでもかんでも流線型にデザインして一世を風びした、 「ルイジ・コラーニ」という、デザイナーがいましたが、 ウィキペディアではまだ世界をまたに活躍中とあります。 彼はセザンヌやゴッホのように、一定のスタイルがあるから、 自分で自分に似せたものを大量に出したことになります。 そういえば漢字で書くと「類似こらあ似」になりますね。 ●「アイウォッチ慣れてしまえばタダの重い時計」になりましたが・・・ 「ふーん時計の文字盤変えられる?」 と思ってましたがやってみると馬鹿にできません。 何種類もある文字盤から、仕事の時は1から12まで数字が全部はいったもの、 休日は数字が抜けたシンプルなもの、ミッキー時計などに切り替えると気分が変わります。 「ふーん昔懐かしのミッキー時計?」 と思っていたらさすがデジタルです。 午前と午後で顔の向きが変わるし、タッピングしている片方の足も変わります。 蝶々や花やクラゲを背景にしたものもありますが、これがなかなか美しい。 「ふーん花の写真が背景?」と見てたら、黒い闇の中で、 つぼみからワーッと高速写真のように開きます。 幼稚園の時に見た「砂漠は生きている」というディズニー映画で、 砂漠の花が次々に開くシーンの、あの感動再現です。 あのシーンは何ヶ月にもわたる永撮りを早コマ送りして作ったと後で知りましたが、 アイウォッチは動きがスムースだからデジタル処理でやっているのでしょう。 「ふーん蝶々の写真?」と見てたらこれも素晴らしい。 画面いっぱいに蝶々が羽根を広げ、微妙に羽を羽ばたくことで、 その角度の反射で色が微妙に変化します。 「ふーん、クラゲの背景も?」と見てたらこちらも美しい。 暗い海の中でクラゲがゆらりゆらりと揺れて癒されます。 コンパクトな美術を持ち歩いている感覚です。 アップルはディテールでも驚かせてくれます それぞれの蝶々や花やクラゲの右上に日付・時間の数字がでますが、 ユニバースライトの美しいフォントです。 感動したのは蝶々や花やクラゲの色に合わせて、 日付・時間の数字の色が変わることです。 例えば赤い花だとすると薄いピンクの文字で、 同系色だから美しい! ●アメリカ旅行から考えた事2 「カロリー過多」 アメリカ旅行中、英語に馴れるためにホテルのテレビをつけっぱなしにしていましたが、 番組や広告の多くが、いかに痩せるかのダイエットプログラムです。 レストランにはいってもどこもすごい量で、3人で2人分頼んでもまだ食べきれない。 あれだけのカロリーとれば太るのは当然です ヨーロッパの人は中年になると太る遺伝子を持っているようですが 東洋人でも何年かアメリカに住むと太るようです 私もアメリカにいる間、日本では感じたことがない空腹を覚えたので、 きっとカリフォルニアは特に食欲をそそる空気なのかもしれません。 人種ミックス、文化のミックスも影響しているのか、 どの料理も味の厚みがあり複雑です。 日本のシンプル伏せ味ではなくて、重ね味という感じ。 ファミレスの朝食セットの「のり+醤油」の単純だけど深い、というのではなくて、 グリコアーモンドキャラメルの、カリッと噛むとアーモンドの味が拡がって、 「一粒で2度おいしい」がスタンダードという感じです。 ああいうのをリッチテイストと呼ぶようで、 ハマレばアメリカンアレンジミックス料理も楽しめます。 しかしあれでは太る。 なんでアメリカは日本の食文化に学ばないんでしょうね。 重ね味になれた彼らからすると、日本の食事は味が薄くて、 食べた気がしないのかもしれませんが慣れです。 私も人のことは言えません。 テニス倶楽部で久しぶりに会った人に、 「え?あなた原田さん?太ってわからなかった」と言われてしまいした。 話はズレますが、日本もタクシーのポケットにはいっているのは、 ダイエットビジネスの広告で、特に最近は男性用が多い。 左側に突き出たおなかを出しているBEFOREで、 右には筋肉質の同じ人のAFTERで3ヶ月後にありえない写真。 AFTERのあんな腹が割れている筋肉質な人が、どんなにぐうたらな生活をしても、 あんなぶくぶく太ったりはしないでしょう。 アメリカには広告不正表現の第三者によるチェック機関とシステムがあるようですが、 日本の広告は野放し状態のようです。 ●ウォシュレットがない国アメリカ 信じられません。 一流ホテルに2泊まったのにだったのについてない。 レストランや学校や洒落た自宅にもない。 空港のVIP待ち合わせ室にもない。何と羽田空港にも。 何か理由があるのでしょうか? 日本は今では学校やファミレスまでウォシュレットに変わったのに。 アメリカ人があの快適さを知ったら止まらないはずです。 火がついたら3年以内にアメリカ中の自宅やホテルが、 ウォシュレットに変わるはずです。 トートーやイナックスはなにやってんでしょうか? 彼らが本当にやる気を見せてくれたら・・・・ 今のうちですこの2社の株を買っとくのは。 ●Tさんの野球場物語 心理の勉強仲間の看護師のTさんは、○○プロ野球球場の救急班で働いています。 プロ野球の試合がある時だけのアルバイトです。 試合中は医者と看護師二人が詰めています。 試合中に怪我した選手とか、ファールボールが当たった観客とかが、 担ぎ込まれてくる想定だから、待機している医者は「整形外科医」です。 しかし、最近来るのはパニックを引き起こした人、 つまり精神科医領域の人が多くなってきました。 壁のモニターに試合が映っていますが音は消してあります。 そこでゆっくり観戦していく人がいるからだそうです。 アメリカのプロ野球の試合は一種神聖な儀式性を感じますが(日本の大相撲のように) 日本の野球試合はどんちゃん騒ぎで酔っぱらってなにやっても赦されるという、 祭りの異常な雰囲気に包まれますので、もともと弱い人は神経が暴れるようです。 エピソード1 小学5〜6年生の男の子がパニックを引き起こして係員に連れられてきました。 30分位経っても戻らない息子を心配した父親が訪ねてきました。 子供は早く帰りたいというのに、父親は救急室においてあるモニターばかり見てて気もそぞろで、 「連れて帰ったらどうですか」と言っても帰ろうとしない。 彼は○○ファン(熱狂ファンで有名な日本のボストンレッドソックス)で、 とうとう、しかたないという感じで息子を連れて帰っていきました。 エピソード2 これも同じ○○ファン。 60歳前後の熱狂的な○○ファンのおばちゃんが、 気分が悪くなった同年代の同じく熱狂的な○○ファンのおばちゃんを支えて連れてきました。 くるなり「私は救命技能認定の資格を持っています」とわざわざ手帳をみせて、 「この人はトラウマが2つもあるんですよ」と言います。 「一つは小さいときに受けた虐待、もう一つは結婚して夫から受けた虐待」 あまりに唐突だったからどう扱っていいかわからず、とにかく落ち着かせて返しました。 ちなみに救命技能認定というのは一日の講習でとれる資格なんだそうです。 エピソード3 20歳の青年が部屋に入ってくるなり、「私はアスペルガーです」と手帳を見せてくれました。 「顔を洗っていいですか」と言うので「いいですよ」と言うと、 ばしゃばしゃ水を飛び散らしてそこらじゅう水浸しにして、 やおらリュックからおにぎりとペットボトルを出して食べ始めました。 ここへきた理由を聞いたら「気分が悪い(パニック状態)」とのこと。 彼の住んでる○○から○○線で来たのだが、 電車内は○○ファン(地元チームだからその沿線に多く住んでいる。彼は敵対チームファン) がたくさんの乗っていて、盛り上がっていたので気分が悪くなった。 帰りの電車も彼らが騒いでいるだろうから、電車に乗れないというものでした。 きっと地元チームが勝っていのでしょう。 エピソード4 これは極め付けです。 若い女性が救護室に入ってくるなり 「私はガンで余命3ヶ月なんです」と泣きくずれながら、 若い男性医者に抱きついてきました。 医者は引き離すわけにもいかずじっとしていたのですが、 もう一人の年配のベテラン看護師は涙目になっていました。 散々悲劇のヒロインを演じたあげく、もどっていきましたが、 その若い女性は4〜5人のグループで来てて、 彼らとけらけら笑って話しているのを、後で目撃しました。 ______________________________________________________________________________ 購読申込・購読中止は以下で可能です。購読は無料です。 http://www.praxcis.co.jp/deja/ ______________________________________________________________________________ メールマガジン「週刊デザインジャーナル」(mag2 ID=0000014473) 発行元:プラクシス株式会社 http://www.praxcis.co.jp/ 『まぐまぐ』 http://archive.mag2.com/0000014473/index.html 発行者:進む原田 susumu@praxcis.co.jp ______________________________________________________________________________ ・・‥……………………… (c) 2015 Susumu Harada …………………‥‥・・ 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp) |