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目次 0 ・・・・・・まくらのみ ////////////////////////////////////////////////////////////////////////// ■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ まくら ■ ■ ■■ ●まず他愛のない話から。 お金を支払う時に、よくおばちゃんたちが財布から小銭を一個ずつ摘み出しているのをみます。 私はジャラッと手のひらに小銭を全部出して、さっと必要な分だけを掴んで渡すので、 後でイライラしてそれを見ています。 何かの拍子に、摘み出し方式をやってみたら意外と間違わずにやれました。 383円としたらまず白い100玉を3枚、50円玉がなければ黒い10円玉を8枚数えるわけです。 最後に白い一円玉を3枚・・・それほど時間は変わりません。 何か新たな生きる知恵を見つけました。 ●次の、他愛のない話・・・2 仕事場の近くで電動車椅子のおじさんとすれ違うのですが、 私の知っている大御所デザイナーにそっくりでいつも怖い顔です。 今朝、たまたまそのおじさんが知り合いと出会って笑顔で話していました。 この人にはこんな面があったのかと・・・その落差の大きいこと。 中年期の男性の顔はどうしても「苦虫噛み潰し顔」になるので、 サービス業でなくても、顔の筋肉を柔和に緩めておけたらと思います。 ●「ウォシュレットがない国アメリカ」(8月28日(金)発行)に関して なぜアメリカのような金持ち国で、シャワートイレ(ウォシュレット)とが普及しないんだろう? 一流ホテルを含めサンフランシスコの特別ラウンジにもなかった・・不思議。と書きました。 先週、テニス倶楽部で○○さんが、 「メルマガ見たけど、シャワートイレが普及しない理由を知ってますよ。 私は20年前アメリカでシャワートイレを売っていましたから。」 「え?どんな理由ですか?」 「それは、訴訟問題です。 日本の爆発的な普及の伸びで、各社が意気込んでアメリカに進出しましたが、我がP社もその一つです。 ところが訴訟問題がネックだとだんだん分ってきました。 アメリカ人は、お尻を火傷したとか、ちょっとしたことで会社を訴えるのです。 これではビジネスにならないということで、各社こぞって主力部隊を撤退させたんです。」 訴訟費用が1万円と安い上に、弁護士が90万人(日本1万6千人)もいるので頼みやすい。 企業も面倒だから示談にする。金が入る。企業もやってられないという気になる。 訴訟社会は、個人の権利を守る意味では良いのですが、正しいビジネスの足まで引張ります。 アメリカは訴訟(学習)を通じて人種のルツボを統合して行こうとしているのでしょうが、 衛生的で、「ぢ」の患者には欠かせない、シャワートイレはなかなか普及しません。 これから日本も訴訟社会になるから弁護士が必要になるということで、 たくさんのロースクール(法科大学院)をつくりましたが、 事実よりも相手に気を使う文化だから、アメリカのようにはならないでしょう。 ●Tさんの野球場物語(8月28日(金)発行)の続き プロ野球場の救護室に勤めてるナースのTさんのおまけの話 野球観戦のダブルヘッダー 30くらいの男性が、部屋に入ってくるなり、スーパーの袋を机の上にポンと投げ出して、 「病気で休職中です。これ僕が飲んでいる薬です。」と言います。 袋の中には各種の薬がいっぱい入っていて、メンタル系の薬も入っていました。 事情を聞くとその日昼間は別の球場で野球観戦して、夜のナイターでその球場に来たとのこと。 「それは疲れるでしょう」とねぎらいその後、薬のことについていろいろ説明するので、 「なかなかできるね」とコンプリメント(褒めること)しました。 彼は携帯電話をダイヤルして「女房と話してくれ」と手渡したので、 仕方がないので奥さんと話しました。 奥さんは、こういうことはしょっちゅうあるらしく、 「袋の中の何々と何々をを飲ませてください」と指示しました。 カーテンをしめて安静にせようとしましたが、色々話かけてきます。 ひとしきり休んで、また試合のほうに戻って行きました。 ●食文化と体質 日本人は脂肪をとらなくて穀類で生きられるように「節約細胞」になっているのだそうです。 食べ物に関しては、それぞれ育った国の季候風土と文化で、 まったく感覚が違うと思い知った経験があります。 アメリカで知り合ったペルー人の○○は中国人の父とインディオの母のハーフで顔は東洋人でした。 最初日本人と間違えて近づいて友達になったくらいです。 姉妹3人でペルーから留学して一つの家に住んでいましたが友人は皆ペルー人。 姉妹も顔と体つきは東洋系で「節約細胞」を持っていたと思うのですが、 チキンを握ったまま、骨が白くなるまでおいしそうにシャブリつくすんですね。 ああ、あれがペルーのお袋の味なんだろうなと思って見ていました。 あの白は今でも目に焼き付いています。 ●いつの間にかきれいになった空気 先日新宿ワシントンホテルの地下の喫茶店に入ったら、煙草の臭いがしました。 めずらしく分煙じゃないのです。 「しまった」と思ったけど奥まで入って出てくる勇気はない。 若い外国人カップルが入ってきましたが、Uターンしてすぐ出て行きました。 以前は、我々はこういった空気の中で生活させられていたのかと改めて思います。 最後に勤めた四ツ谷の会社は、横でスパスパ吸っていても、それが当たり前でした。 夕方には頭痛がしだして、とうとう我慢できずに半年でその会社を辞めました。 その一番吸ってた○○さんも半年前タバコが原因の病気でタクシーの中で亡くなりました。 その他、タバコ吸っていた別の2人も(よく知っている)亡くなっていたことを、 「四ツ谷の会社」の社長のブログで知りました。 35年前、ニューヨークの会社の全館禁煙に馴れた身体で、ロンドンの地下鉄にのったら、 全部の車両でタバコ吸っていたので、臭いが充満していて、 紳士の国という割には遅れているなと思いました。 色々問題はありますが、この点は良くなっていると思います。 ●日本式教育輸出します(日経16日) 文科省が来年度に新組織を作って本格的に日本の教育を売り込むのだそうです。 輸出相手はアジア・アフリカの新興国。 輸出といっても経済援助のついでに無料で提供するのだと思いますが、 日本製品の品質を見て「ああいうのが作れる国民を育てたい」と、 相手国の政府高官がベンチャラを言ったのかもしれませせん。 日本の教育の特徴は「皆で力を合せてて頑張ろう」で、 運動会やクラブ活動を広めて「協力する心を育む」のだそうです。 「皆が一緒に」足並みを揃えなければならないと、 見えない鎖で窒息しそうな子供達が、たまらず不登校や引きこもりなどの、 社会問題化しているのですが、それを輸出? 思春期の心理問題の専門家だったら、何考えてんだというところでしょう。 しかしのんびりしすぎた子ども、個性が強すぎてまとまる訓練をうけてない子どもには、 農耕文化を素にした「皆で一緒にやる教育」がちょうど良い薬なのかもしれません。 本日の新聞に「世界大学ランキング」「東大アジア首位転落」とありましたが、 イギリスの基準で選んでいるんだから、そういった、 教育技術の上澄みはどうでもいいのかもしれません。 確かに国民全体を平等に上手に教育するという点では日本が一番です。 そのおかげで日本人の協調性は抜群です。 世界の市場に優秀な商品を並べるまでにいたったのですから。 私が教育後進国に生まれていたら今の私はいないでしょう。 「皆が一緒になる教育」コンセプトの義務教育制度万歳! しかし皆で一緒の儀式である、学校行事だけは我慢できなかったので、 その日はサボって映画をみたり、空いた教室にずっと隠れてすごしていました。 という私でもアメリカの会社では、アメリカ人上司に直立不動で従ってしまうので、 ああここでは自分は組織と上司に忠実な日本人なんだなと思いました。 韓国や台湾は日本の教育システムの良い影響を受けているはずですが、 それは言ってはいけないようです。 朝、西荻駅から学校に向かって歩く女子高生とすれ違いますが、 「今日は日曜日なのに?」と見たら、全員がリュックを背負っていました。 制服は着たままの遠足らしいのです。 制服だから画一的な子供が育つとは思いませんが、 皆で一緒にという意識は醸成されるでしょう。 そういえばスポーツでも個人戦は負けても団体戦には強さを発揮しますね。 ●人工知能の研究で世界で競争が激化(日経18日) 中国も東大合格ロボを開発中というのが出ていました。 3年で30億円かけての国家プロジェクトなんだそうです。 東大入試合格が目標にしているところが面白い。 きっと幅広く深く考えないと東大入試には解けないから目標としてはいいのでしょう。 また人工知能関連で日経の24日には 人工知能で天気予報や、健康診断の解析(日立)や、尿から肺ガン発見(慶応大学) などの記事が出ていました。 いずれ我々は人工知能に病気や寿命もゆだねることになるのでしょう。 人工知能に御利益のある神社というのも出きるかも知れませ。 ●火星に水がある有力は証拠(日経16日) 火星に水がある有力な証拠が見つかったとNASAが発表しました。 先日は木星の衛星ガニメデの地下に海が存在する確かな証拠が見つかったと、 NASAが発表したばかりです。 ガニメデの海は地下150キロにあり、地球と同じ塩水の海で、地球上の水量より多いのだそうです。 そのうちコンビニで「富士のミネラルウオーター」の横に「火星の水」がおいてあるでしょう。 ●イグノーベル賞(日経18日) すごい!!日本人が9年連続受賞だそうです。 イグノーベル賞は「恥ずべき、不名誉な、不誠実な」という意味の ignobleイグノーブルと、 イグノーベルにかけた言葉遊び。 1991年に創設され「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞で、 それを毎年日本人がとっている・・・ 上記の「皆が一緒にやる教育」の日本で、こういう型破りな人もいるというのがうれしいじゃないですか。 今年は大阪のお医者さんで、「キスをすると皮膚アレルギーが軽くなる」という研究です。 アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎の患者のそれぞれ恋人や配偶者と、30分間キスしてもらって、 ビフォー&アフターを調べたら確かに効果があったというのです。 30分もどうやってキスしたのか調べるのも怖い気がします。 ●材料入れるだけの電気釜(日経18日) シャープが材料を入れるだけで料理ができる電気釜を売り出しました。 やっとシャープらしさがもどってきましたね。 水も調味料も入れなくて、材料を入れて蓋をしてボタンを押すだけで自動的にクック。 おそらくタジン鍋からヒントを得たのだと思います。 タジン鍋も水を使わないので野菜の旨味が出ておいしく作れます。 例えば肉の味がモヤシや野菜にに染み込んで、 見かけによらずとても深見のある濃厚な味です。 ●空飛ぶ自動車が現実に(日経16日) アメリカのトヨタの子会社が、空飛ぶ車を特許出願しました。 その図面を見て「なるほど、この手があったのか」と驚きました。 車の上に4枚ばかりの羽根が飛び出すという、 帆船の車版で見かけは悪いですが、ふわっと浮いて前の車を追い越すぐらいの、 ことはできそうな感じです。 特許というぐらいですから、理論だけでなく、宙に浮く実験をしたはずです。 SFやスパイものに空飛ぶ自動車は出てきましだが、古い映画では車の横から羽が出て飛びます。 「バックツーザフィーチャー」では、車部分がジェットエンジンに変わり、 エホーバークラフトのように空気を下に吹き出して飛びます。 もっと最近の映画は何もなくてもただ空中を飛んでいますが、 しかしこれはもっと何100年も先の話でしょう。 そういえば「バックツーザフィーチャー」の映画の中の未来は、 2015年で今年なんだそうです。 ______________________________________________________________________________ 購読申込・購読中止は以下で可能です。購読は無料です。 http://www.praxcis.co.jp/deja/ ______________________________________________________________________________ メールマガジン「週刊デザインジャーナル」(mag2 ID=0000014473) 発行元:プラクシス株式会社 http://www.praxcis.co.jp 『まぐまぐ』 http://archive.mag2.com/0000014473 発行者:進む原田 susumu@praxcis.co.jp ______________________________________________________________________________ ・・‥……………………… (c) 2015 Susumu Harada …………………‥‥・・ 文責:進む原田 (susumu@praxcis.co.jp) |